実践の学び
将来のステージをイメージした体験的な学びが、社会での実践力を育てる
食と健康にまつわる高度な専門知識とスキルを幅広く身に付け、それらを多様な領域で発揮し社会に貢献する。そんな実践力を養うため、管理栄養学科ではさまざまな体験的な学びの機会を用意しています。 本学の他学科、研究機関、病院、企業などと連携した各プロジェクトでは、それぞれユニークなテーマを掲げ一人ひとりが主体的に学ぶ姿勢を促します。
最新の実践の学び
オリジナルスコーンを考察し、食のイベントで販売
百貨店、菓子店、農園とコラボして愛知の無花果(いちじく)を使ったスイーツの開発に取り組みました。ターゲットやコスト、発想法や製作工程、無花果の品種や特製をプロがレクチャー。学生は鉄分豊富な無花果にビタミンCの多いレモンや栄養価の高い白味噌を合わせるなど、管理栄養士を目指す視点で3種類のスコーンを考案。星ヶ丘三越で開催された「スコーンパーティー with TEA@NAGOYA HOSHIGAOKA」で販売し、反響を体感しました。その道のプロから得た多くの学びを今後に生かします。
■販売したスコーン:いちじくとレモンのアイシングスコーン/魅惑の完熟いちじくスコーン/無花果と白味噌マスカルポーネのスコーンサンド
■販売したスコーン:いちじくとレモンのアイシングスコーン/魅惑の完熟いちじくスコーン/無花果と白味噌マスカルポーネのスコーンサンド
全国食育推進大会inあいち「学生レシピコンテスト」で入賞!
株式会社秋田製麺所と学生が連携し、チーム『すぎきしめん』としてレシピコンテストに出場。八丁味噌や地元の食材を使った韓国風きしめんを考案し、見事、入賞を果たしました。大切な栄養素が摂れるだけでなく、手軽に誰もが真似しやすく美味しいレシピであることが評価されました。本学では、日々の学びを応用する機会を積極的に設けています。
家族と同じ食材でつくる離乳食レシピの開発
千種区役所との連携で、離乳食レシピを開発しました。素材別に考案した20種のレシピには、それぞれ同じ食材を使った大人用レシピも用意し、家族で一緒に食事を楽しめる工夫をしました。食支援を通して、学びを地域に還元しています。
部活動に取り組む高校生をスポーツ栄養面でサポート
部活動の現場で栄養サポートを行いました。選手の職に対する問題やニーズを発掘し、身体づくりやコンディショニングのための情報提供・意識改革などを継続して行っています。
ロコモティブシンドローム予防の特別授業を実施
高校3年生を対象に、若い女性に多いロコモティブシンドロームの予防を目的とした授業を行いました。大学での学びを生かし、食生活習慣の調査、さらにロコモ度テストや骨密度、体脂肪率、筋肉量などの測定結果を踏まえ、食生活改善を呼びかけています。
AYA世代がん啓発を目的としたレシピコンテストを実施
AYA世代(思春期・若年成人)のがんの治療期に適した食支援のためのレシピを考案しました。本学看護学科の学生と意見を交わしたり、がん経験者の方の声に耳を傾けたりしながら、患者さんへの食支援について学びました。
野菜たっぷりカレーBOXをキッチンカーで販売
学生食堂のメニュー改善に向けて、野菜たっぷりのカレーBOXをキッチンカーで販売しました。この企画は、料理研究家の卒業生が運営する企業などの協力を得て、実現したコラボ企画です。学生や教職員など購入者から大好評でした。
食の大切さを伝える、食育巨大絵本を制作
「ダイズのかくれんぼ」と題した、さまざまな製品にかくれている大豆を探す絵本を制作しました。図画工作芸人の工作太郎さんの協力のもと、生活環境デザイン学科の学生とともに、巨大な飛び出す絵本を考案。総合大学である本学は、それぞれの学科での学びを生かして他学科と連携しながら、プロジェクトに取り組んでいます。