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中京大学西嶋ゼミによる「未来の自分を、自分で守ろう」特別講義を実施

中京大学西嶋ゼミによる「未来の自分を、自分で守ろう」特別講義を実施

2023.12.07

11月29日(水)、中京大学文学部言語表現学科の西嶋教授とそのゼミ生24名による、「未来の自分を、自分で守ろう」と題した特別講義が行われました。

G7で日本が唯一、若年層(15~39歳)の死因のトップが自殺であり、2022年度には、小・中・高生の自殺者数も過去最多を記録しています。昨今は多様な予防教育が実施されるなか、「自殺」というワードを使わない新しい予防教育プログラムとして、西嶋教授からご提案を受けて実現しました。

アイスブレイクの後、まずは童話「桃太郎」をアレンジした「逃げろ!桃太郎」の朗読を聴きました。桃太郎が犬・猿・キジに相談して、鬼ヶ島に行かないことを決めるストーリー。感じたことを班ごとにディスカッションしました。

次に、心の危険を「災害」として捉え、避難する場所(相談したい人・行きたい場所・聞きたい音楽・観たい動画)を事前に把握して、可視化することを目的としたワークシートを作りました。会場では、グラフィックレコーダーの中尾仁士氏が、児童のコメントや意見をリアルタイムで描き、徐々に完成する作品に児童は興味津々でした。

そして、学生が制作したショート動画「さよならウェルテル」を鑑賞。これは、ウェルテル効果という、著名人の自殺報道に影響されて連鎖的に自殺が増える現象を踏まえ、言葉とメディアの有用性と危険性を分かりやすく表現したものです。自分自身を守るために必要な術を動画で学びました。

最後に、西嶋教授は、「自分を守るために、つらいことがあったら人に相談すること、嫌なことから少し離れることが大切です」とメッセージを送り、和やかな雰囲気のなか、児童は自分の心の守り方やストレスへの対処法を身に付けることができたようです。

なお、この模様は、当日のNHK総合ニュース番組「まるっと!」で取り上げられました。