CBCテレビ大石アナウンサーが来校!~児童へ“伝える力”と“動画作成のコツ”を直接指導~

11月18日(火)、CBCテレビ「チャント!」でアンカーマンとして活躍中の大石邦彦さん( 解説委員兼アナウンサー)をお招きし、6年生を対象とした特別授業を実施しました。今回の特別授業は、児童が自分の考えや想いを相手に正しく、そして魅力的に伝えられるようになることを目的として行われました。話し方の工夫や動画づくりの基本を、現場の第一線で活躍するプロから学べる貴重な機会となりました。
 
1時間目は6年生全体に向けて、大石さんが「情報を伝えるときに大切なこと」をテーマに授業を行いました。報道の仕事で特に大事にしているのは“相手の気持ちをくみ取って伝えること”。インタビューでは、緊張させないために正面ではなく隣に座る工夫や、時には言葉を置き換えて相手が不快にならないように伝えることの重要性を説明し、児童たちは大きく頷きながら聞き入っていました。また、「これだと思ったらすぐ行動すること」「夢は見るものではなく、叶えるもの」という力強いメッセージも送られ、子どもたちの表情が一層前向きになっていきました。
2時間目は、6年生が取り組んでいるプロジェクト型学習(探究型学習)の1つのチームである動画チームが制作中の動画を大石さんに見てもらい、より良い作品にするためのアドバイスをいただきました。内容を正しく伝えるためには、動画のタイトルに伝えたいことをすべて入れて“最初に概要がわかるようにする”こと、視聴者が引き込まれるよう動画の中に山場を作ること、そして文字を使う場合は一番伝えたい言葉に下線を引いて強調するなど、見る人への配慮を加えることが効果的だと説明されました。児童たちはプロならではの視点に驚きながらも、すぐに取り入れようと意欲的にメモをとっていました。
 
今回の体験を通じて、児童たちは“伝えることには工夫が必要である”という実感を得ただけでなく、自分の表現をより良くしようとする姿勢を育むことができました。本校では、このような学びは将来の進路選択やプレゼンテーション能力の向上につながると考えており、今後も子どもたちの成長を支える取り組みを続けていきます。