「住まい」が未来をつくる—6年生がインスタントハウスから学んだ『生きる力』

このニュースのポイント

6年生が名古屋工業大学・北川教授の指導でインスタントハウスの組み立てを体験しました。災害時の「住まい」の大切さや、未来をつくる探究の姿勢について学び、段ボールを使った簡易住宅づくりを通して、『生きる力』を育む実践的な授業となりました。
2月20日(金)、名古屋工業大学大学院の北川啓介教授を招いた特別授業を行いました。
この授業は本校が全学年で取り組むプロジェクト型(探究)学習「椙ニコプロジェクト」の一環として、6年生全員が災害時の「住まい」の役割について理解を深めることを目的に開催。当日は、国際平和をテーマに探究を進める児童が中心となり、北川教授の講話を聞いた後、インスタントハウスの組み立てを体験しました。
北川教授の講話:未来をつくる学びへのメッセージ
北川教授は、東日本大震災の避難所で、小学生から『なんで大学の先生なのに、仮設住宅をすぐに建てられないの?来週には建ててよ!』と問いかけられたことをきっかけに、この研究の道に進んだと語りました。講話では、世界には家に困っている人が増えていること、人が前を向くために「住まい」がどれほど大切か、「住まい」をつくることが未来をつくることにつながることを丁寧に説明してくださいました。さらに、「教科書に載っている“これまでの答え”だけでなく、皆さん自身がさまざまなことに挑戦して新しい未来を創造し、これからの教科書をつくってほしい」と呼びかけました。
インスタントハウスの組み立て体験

講話後、児童たちは段ボールのインスタントハウスの組み立てに挑戦しました。大きな段ボールをプラスチック部品で留めていくだけで簡易住宅が約15分で完成!「私たちだけでも簡単にできてびっくりした「「段ボールなのに暖かくてすごく安心する」といった声があがりました。また、事前に試行錯誤しながら自作した簡易住宅について北川教授から直接アドバイスをいただいたり、その場にあった段ボールでさまざまな即席の簡易住宅ができることを、体験を通して発見しました。

子どもたちの「生きる力」を育む学びへ

今回の授業は、防災を知識として理解するだけでなく、「自分の手でつくれる」「人を助けられる」という実感を得る学びの機会となりました。本校は今後も、実社会の課題に触れながら、自分で考え、行動し、未来を創る力を育てる探究学習を推進していきます。