ティンガティンガ交流会を開催しました

5月21日(水)、13回目となるアフリカン現代アート「ティンガティンガ・アート」の交流会が行われ、ティンガティンガ・アートを日本に広め、タンザニアの人々の生活改善に努める島岡由美子氏、ティンガティンガアーティストのヤフィドゥ氏、島岡氏の活動をサポートされている狩野ひろみ氏、カメラマンの新井秀幸氏が来校し、児童と交流を深めました。

ティンガティンガ・アートは、タンザニア発祥の現代アートです。タンザニアの豊かな自然や動物たち、人々の暮らしの様子を、6色のペンキを使って色彩豊かに表現するのが特徴です。

交流会ではまず全校児童が集まって贈呈式を開催し、ヤフィドゥ氏が描いたアフリカのむかしばなしをモチーフにした絵画が小学校に贈呈されました。大きなキリンやライオン、虹色のカバなど、カラフルに描かれた動物たちに児童たちからは歓声が上がりました。また、この絵画が挿絵となっている絵本3冊も贈呈されました。
そのお礼に児童たちは、椙ニコちゃんをあしらった手作りの刺し子をプレゼントするとともに、練習してきたクワヒリ語で「アサンテ・サーナ(ありがとう)」と感謝の気持ちを伝えました。

続いて行われたワークショップでは、4年生の児童84名がティンガティンガ・アートの制作に挑戦しました。児童たちは、ヤフィドゥ氏に教えてもらいながら、赤・青・黄・緑・白・黒の6色の絵の具を使ってチーターを描きました。背景をすべて塗りつぶしてから動物の部分に色を重ねるティンガティンガ・アートの技法を学びながら、思い思いの色彩や模様で作品を完成させました。
講演会では、昨年ワークショップを体験した5年生の児童78名が、島岡氏よりタンザニアでの活動や人々の生活についてのお話を伺いました。
タンザニアの美しい植物や、柔道が普及している様子が紹介されたほか、子どもたちが学校で学べる環境を作るためには、大人たちが賃金を得られるよう雇用を作り出す必要がある、という島岡氏のお話に児童たちは真剣に聞き入っていました。児童たちにとってアフリカの文化に触れる貴重な機会となりました。

ティンガティンガ原画展2025 第18回名古屋展

日時:2025年5月23日(金)~6月1日(日)10:00~18:00(最終日16:00)
場所:ギャラリー尋屋(名古屋市中区栄3-31-3コンフォレスト尋屋ビル5F)