2022.08.08
名古屋医専の小林清作先生に、事故が起きた時やけがをしたとき、どのような対応や処置をすればよいかを教えていただきました。まず、「どんな時に救急車を呼ぶのか」についての説明がありました。脳の血管に異常がおきた時は、ろれつが回らない、呼びかけても反応しない、視線が合わない等の症状がある時は、救急車を呼ぶとよいとのことでした。なお、119番通報では、住所を伝えると同時に、救急指令に伝わる仕組みになっていて、素早く現場の位置が特定できるそうです。携帯電話からの通報では、住所が分からなくても、GPS機能がついているので場所が正確に特定できるということでした。次に、「救急車が到着するまでにやっておくこと」では胸骨圧迫やAEDについて説明がありました。特に、一刻も早いAEDの処置が命を救う可能性が高くなるということでした。後半では、「公園で事故やけががあった時、まわりに大人がいない時はどうしたらいいですか?」「今、どんな原因で救急センターに運ばれて来る人が多いですか?」等、子どもたちからのたくさんの質問に答えていただきました。また、子どもたちからは「子どものけがで多いのは、交通事故と聞いたので気を付けたい。」「物がつまった時は、背中をたたくとよいことが分かりました。」「血が出た時は、ハンカチで押さえることを知りました。」等、けがの処置や対応についてもたくさんの感想が聞かれました。今日の安全教室では、自分やまわりの人の大切な命を守るいろいろな方法を学ぶことができました。
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