2016.06.20
今月、新作「ありがとうの道」を上梓された、童話作家の小原麻由美先生が来校されました。朝礼では、「ありがとうの道」が、東日本大震災の津波で流され、根っこから引き抜かれ横たわったまま、花を咲かせた桜の木のニュースに、心を動かされて書き上げた童話であることをお話しいただきました。
朝礼後2年生に、作品を読み聞かせてくださいました。ヤマネの姉弟やウサギ、オオカミ、キツツキなどの森の動物たちが助け合って生き抜く美しいお話でした。「人を幸せにすることばを使うと自分の心もとっても温かい気持ちになって、幸せだなあという気持ちになります。」というメッセージは、子どもたちの言葉の宝物になりました。「動物たちのいのちをまもったさくらの木、感動しました。」「動物たちがかわいかったです。動物たちがながされなくてよかったです。」「おもしろく、感動や元気をもらいました。ありがとうございました。また、ぜひ、読み聞かせをしてください。」など、教室に戻った子どもたちは感想を手紙に綴りました。
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