夏休みの校外生活では、神戸にある「人と防災未来センター」を訪れ、阪神淡路大震災について学んだ5年生。今年の学習発表会は、その学びを活かして「東日本大震災」をテーマに、取り組みました。"自分たちで発表を作っていくこと"をめあてにしました。
　地震・津波のメカニズムや避難所について、タブレット端末のアプリケーションを使って説明をする「プレゼンチーム」と、東日本大震災での津波で大きな被害を受けた、大川小学校の実話を基にした絵本『ひまわりのおか』を、舞台化する「劇チーム」に分かれました。書籍や当時の新聞・ニュースなどから必要な情報を集め、自分たちで原稿やセリフ、照明や音楽を含めた演出などを考えていきました。そして、東日本大震災後、福島県の中学生が離ればなれになった友達への思いをまとめた「群青」の合唱で、発表を締めくくりました。
　5年生81人、どれぞれが自分の持ち味を生かして活躍しました。グループで試行錯誤をしながらまとめたこと、チームやクラスの垣根を超えての協力が無くては成らないことを経験したことで、子どもたちは充実感を得たように感じます。