専門分野を学ぶために必要な基礎知識を身に付けます。

解剖生理学

細胞・組織・器官・器官系の正常な形態と構造および生理機能について学びます。発生から成長、老化、死に至る生物学を、生化学・栄養学との連携を図りながら、人のからだについて総合的に理解を深めます。

基礎栄養学

三大栄養素である糖質・脂質・たんぱく質を中心に栄養学の基礎知識を身につけます。栄養の基本概念や栄養学の歴史をはじめ、各栄養素の消化吸収や代謝メカニズムなどの講義を通して栄養の意義を理解し、人体と栄養の関わりを学びます。

基礎有機化学

私たちの体は有機化合物からできています。そして、有機化合物である栄養素や食品成分を摂取し、それらを代謝することにより生命を維持しています。授業では、栄養学や食品学を学ぶ上で必要となる有機化学の基礎知識を学びます。

管理栄養士の基盤となる栄養学を実験と実習を通して理解を深めます。

食品学実験 I

食品分析に必要な基礎知識および食品分析の手順と実験機器の操作技術を修得。さらに、試薬の調製法、食品成分分析の原理を理解し、実験で得られた結果を解析、レポートとして完成できる力を養います。

栄養学実験

生体内におけるたんぱく質代謝の重要性を理解し、たんぱく質の種類の違いや必須アミノ酸の役割について実験を通じて学びます。実験では、食事性たんぱく質が体に及ぼす影響について検証します。

応用栄養学実習

各ライフステージやライフスタイルの変化に伴う身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の考え方を理解します。それに応じた食事計画や食品選択、献立作成、さらにその実施方法の選定・評価をマネジメントする力も修得します。

実際の管理栄養士の業務に即した専門分野を学びます。

公衆栄養学実習

地域の人々の健康の維持・増進をはかるための実践活動として、対象の特性に応じた公衆栄養プログラムの理論と実践方法を学びます。地域社会のニーズに応じた課題分析・地域診断の方法、目標設定、事業計画の作成・実施・評価の方法、さらに栄養疫学、健康増進・生活習慣病予防のための公衆栄養活動の実践的技術・技法を修得します。

栄養教育論実習

個人、集団、地域など、食生活を取りまく状況の理解と分析を踏まえて、管理栄養士の立場から栄養指導を具体的に立案します。自らプレゼンテーション資料の作成を行い、実際にプレゼンテーションを行うことで、栄養指導能力の育成・向上を図ります。
 

栄養アセスメント論

病院や介護施設など、臨床現場で遭遇する各種疾患の概要および栄養アセスメント法と栄養アセスメントから栄養療法につなげられる知識を修得。患者の栄養ケア計画を立てられる力を身につけます。

給食経営管理実習

給食の計画・実施・評価・反省までの一連の業務を実践し、最適な食事提供への知識と技術を身に付けます。さらに、多角的に対応できる実践力を修得します。

応用栄養学 I

基礎栄養学の知識に基づき、身体状況や栄養状態に応じた栄養マネジメントの考え方や栄養状態の評価・判定などへの理解を深めます。特に変化の多い成長期から成人期を学ぶことで、栄養マネジメントの基本的な考え方を修得します。

臨床栄養学実習 I・II

実習を通して治療食のプランニングや展開食の手法などの栄養療法を正しく理解し、各疾患の食事計画・給与・指導ができる知識と技術を身につけます。さらに、チーム医療の一員として栄養ケア・マネジメントが行える実践能力を養成します。

栄養療法学

各種疾患に見られる栄養問題を栄養アセスメントにより明確にして、疾患ごとに応じた栄養治療を選択できる力、つまり、実際の患者の栄養療法プログラムを自ら作成し、実践に移せる力を身に付けます。これまでの学びの集大成の科目です。