アパレルメディア分野
人とものづくりのデザイン力・企画力を見につける
1年後期からアパレルメディア分野に関する基礎的科目を学習し、
それを基礎に2年ではアパレルに関する科学的な理論の修得と設計・制作を実践します。
3年では2年時に修得した内容を応用し発展させた幅広いアパレル学の専門的なデザイン力・企画力を身につけます。
1年次
生活環境の理論とデザインの基礎を学ぶ
アパレルメディア、インテリア・プロダクト、建築・住居の3つの分野を幅広く学びます。
分野を横断した生活環境の理論とデザインの基礎を学ぶと同時に、アパレルメディア分野を目指す学生は、衣服の歴史や素材の繊維について、CADによる布のデザイン染色、またアパレル制作の基礎的手法を修得します。
実際に手を動かして、3分野について学ぶ、ものづくりの導入授業です。
分野を横断した生活環境の理論とデザインの基礎を学ぶと同時に、アパレルメディア分野を目指す学生は、衣服の歴史や素材の繊維について、CADによる布のデザイン染色、またアパレル制作の基礎的手法を修得します。
生活環境デザイン演習
実際に手を動かして、3分野について学ぶ、ものづくりの導入授業です。
1分野4週間のペースで、12週間で3分野の課題に取り組みます。
STUDENT's WORK
パスタの橋
建築・住居分野の課題です。パスタや糸を使って、200gのおもりに耐えられる橋を制作。グループで相談・試行錯誤しながら、「できるだけ軽い橋」を目ざします。
アパレル制作実習Ⅰ
立体構成の基礎知識と縫製に関する基礎技術の修得を目的とし、平面作図によるパターンの作成、縫製機器の操作、衣服用素材の適切な選択と基本的な扱い方を学び、衣服制作のための基礎的な技術を修得します。
STUDENT's WORK
ストレートパンツ
自身の体型に合うようパターンを製図し、デザインから縫製まで一貫して制作。同授業内で制作した帽子・カットソーパンツの3作品をコーデイネートします。
2年次
アパレルメディア分野における基礎理論と技術を学ぶ
アパレルメディア分野を希望する学生は、CADによるパターン設計、和洋の衣服設計から制作、素材に関しての物性や染色・洗濯などの理論の授業を履修します。新しい着想を得るために、分野を超えて関心のある科目を履修することも可能です。
人間工学実験やアパレル設計論で修得した人体形状や衣服パターン設計の情報をもとに、個人に適したブラウスのデザインをして制作して、実践力を身につけます。
アパレル制作実習Ⅱ
人間工学実験やアパレル設計論で修得した人体形状や衣服パターン設計の情報をもとに、個人に適したブラウスのデザインをして制作して、実践力を身につけます。
STUDENT's WORK
メイドインブラウスとバッグ
1年生のアパレルCADⅠで布の柄をデザイン・染色し、2年生では自分の体型や好みに合わせてブラウスをデザインします。
世界でひとつだけのオリジナルのブラウスを制作します。
伝統衣服実習
アパレル分野の学生を中心に、1クラス24名以下の少人数制で、女性用の浴衣と帯を制作します。最後に着付けを学び自分の作った浴衣を披露します。
3年次
アパレルメディア分野における応用理論と技術、3分野を横断した総合的な設計・企画力を学ぶ
アパレル分野の2年次までに修得した理論・技術を実験で確認し、実習で具体的なものの制作に展開する力を養います。より専門性を高めるため各研究室に配属されて学び、4年生の卒業研究へとつなげます。
アパレル素材学実験
各種アパレル素材を対象に、力学的・物理的特性を把握し、種々の試験法を修得します。布の引張り特性、曲げ特性、通気性、ドレープ性などの実験を通して、布が持つ材料特性の理解を深めます。
アパレル整理学実験
使うことで機能が低下する繊維製品。そのような繊維製品の機能回復に関する知識を学ぶ「アパレル整理学」の講義に基づき、洗剤の主剤である界面活性剤の性質と洗濯における洗剤の働きを実験を通して体験します。
アパレル色彩学実験
2年後期のアパレル色彩学の講義内容を実際にこの実験により検証、可視化していきます。この授業受講後には色彩検定1級、カラーコーディネータ検定アドバンスクラスなどに挑戦できる内容です。
ドレーピング
ドレーピングは日本では立体裁断とも言われ、ボディに直接トワル布をあてがいパターンを採取するパターン設計法の一つです。その基本的なテクニックをいちから学びます。
ファッションプレゼンテーション
ディスプレイなどに使われるファッション造形表現として、布を裁断しないピンワーク、ウェディングドレスの作成、グループワークで1/2大作品制作の3段階に分けて、表現テクニックとプレゼンテーション技法を身につけていきます。
STUDENT's WORK
映画キャラクター衣装の再現
この1/2サイズの作品は学生たちで全体テーマを決め、グループ制作を行います。今年のテーマは「映画キャラクター衣装の再現」。完成作品は学外でも展示しています。
4年次
4年間の成果を社会に発信し、将来のキャリアにつなぐ
卒業研究
アパレル設計のための人体形状や色彩などに関する研究、アパレル素材に関する布の特質や布の染色に関する研究、アパレル心理に関する研究、アパレルデザインを具体的に企画・設計した作品などの創作・制作を行います。
STUDENT's WORK
イタドリと梅剪定枝による染色
農産物の廃棄物利用への関心の高まりから、イタドリと梅剪定の2つの天然染料における染色性を明らかにした。絹と綿を用いて媒染方法や媒染剤による効果の違いを確認することができた。
STUDENT's WORK
透影 -窓や障子から差し込む柔らかな光と
影のテキスタイルデザイン表現とドレス制作
窓や障子から差し込む柔らかな光が「透ける」様子と、薄いものを通して見える姿や形の「影」をもとに「透影」というテーマに設定し、インクジェットプリントと染色の2つの手法を用い、テキスタイルデザインを行った。
STUDENT's WORK
タータンチェックの色彩
および幅が視覚評価に及ぼす影響
タータンチェックの試料を作成後、視覚評価実験によりイメージに関与する要因を明らかにした。その後実験結果を用いて、2つの作品を制作した。