実習・体験を通して心理学の応用力を身に付ける

人間関係学部では、60種類近くのケースメソッドを開講。児童養護施設などでの施設実習をはじめ、心理テストやカウンセリングの体験など、実践や実習、体験を重視したテーマに少人数のグループで取り組みながら、心理学に関する洞察を深めていきます。

ケースメソッドとは……

実践・体験事例(ケース)を用いて解決策(メソッド)を導く少人数型の授業です。各教員の専門領域に関する60種類近くのケースメソッドが開講されており、その内容は児童養護施設などでの施設実習、心理検査やカウンセリングの体験、心理学実験の実施など、多岐に渡ります。このような具体的な実習・体験を通して、こころについての洞察を深め、社会で心理学を役立てる応用力を身に付けていきます。

芸術療法の体験実習

絵画や箱庭制作などの心理療法を実際に体験し、言葉とそれ以外の表現方法の相補性について理解を深めます。また、活動を通して完成させた作品を見ることで、自分や他者を客観的に見つめ理解する視点を養います。

絵本を通して学ぶ児童文化の役割

子どもや子育ての現場で広く用いられている児童文化財。その中から絵本を取り上げ、児童文化について学修することを目指します。読み聞かせ実習などを通して絵本についての見識を深め、子どもの成長発達におよぼす役割について学びます。

日常生活の疑問を実験を通して解明

日常生活の中で抱く疑問を取り上げ、それを心理学研究の手法を用いて検証します。身近なテーマを通して研究を実践する中で、人の行動やこころについて科学的に検証する力を養います。

非言動的な治療技法の体験実習

絵画や箱庭制作、ゲームや運動などの心理療法を実際に体験し、言葉とそれ以外の表現方法の相補性について理解を深めます。また、活動を通して完成させた作品を見ることで、自分や他者を客観的に見つめ理解する視点を養います。


子どもや子育ての現場で広く用いられている児童文化財。その中から絵本を取り上げ、児童文化について学修することを目指します。読み聞かせ実習などを通して絵本についての見識を深め、子どもの成長発達に及ぼす役割について学びます。

「生まれ変わる」を体験 シーツ・ファンタジー

シーツの中にすっぽりと「くるまれる」感じを味わい、「生まれ変わること」を体験することで、胎内から始まった自身の人生を追体験します。その後、他者とのふれあいや言葉を使わないコミュニケーションの取り方についても考えます。

児童養護施設のケース

児童養護施設に毎週通い、ひとりの子どもと丁寧に関わります。子どもの様々な態度をどう受け止め、どんな関係に発展させていけるのか。実習後の検討会で教員からアドバイスを受け、ディスカッションしながら理解を深めることで、心理学の知識をこころと身体で吸収します。

その他のケース例

  • 心理検査と心理療法
  • ロールプレイングで学ぶカウンセリング法
  • 精神科医療の実態と治療
  • 色彩心理の研究
  • ロールシャッハテストの実践と分析