修了生の声
椙山女学園大学 生活科学部 管理栄養学科 助教
加藤 舞子さん
人間生活科学専攻(博士後期課程)修了生

研究科では、「若年女性における乳幼児期と現在の状況との関連に関する研究~特に問題点としてのロコモ度評価と食後高脂血について~」をテーマに研究。若年女性の問題点について出生時から現在までの成長記録から明らかにし、健康寿命を延ばすための食事や運動の大切さを示しました。
中高教員になるために修士課程に進んだ私ですが、縁あって修了後に助手として大学で働いたことから、大学での研究や学生の力になる仕事に魅力を感じ、今に至っています。途中、出産し子育ても始まり、諦めなくてはならないことも多い中、絶えず見守り、指導くださった先生のおかげで、将来の糧となるさまざまな挑戦と博士論文執筆を両立することができました。
今後は、学生たちに教員のやりがいや楽しさを教えること、そして栄養教諭や家庭科教諭といえば椙山!と言われるような環境づくりをすることが目標です。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 研究所 研究員
木下 かほりさん
食品栄養科学専攻(修士課程)修了生

卒業後の病院での臨床経験のなかで、「予防」の重要性を痛感。また、国際学会への参加を通して、栄養学に関するエビデンスの乏しさなどを実感し、研究能力の向上を求め、社会人入学しました。仕事との両立はとても大変でしたが、先生方の暖かいご指導のおかげで無事に修了し、その後、名古屋大学大学院にて医学博士を取得し、現在、疫学研究に従事しています。
研究科では、高齢者のフレイルと食事摂取に関する研究を行いました。現在も「高齢者の健康長寿をかなえる食生活は何か」を課題に、フレイル・サルコペニア・認知機能低下などの高齢者特有の健康課題と食事摂取に関する疫学研究を行っています。近年は「時間栄養学」にも興味を広げ、健康長寿食を探求しています。研究科で培った知識と技術が生かされ、複数の筆頭論文の執筆、食品関連企業との共同研究などが実現できています。
kisaku design 代表
川口 香子さん
生活環境学専攻(修士課程)修了生

学部で、当時注目され始めた「建築再生」「リノベーション」という建築手法に出会い、さらに追求したいと考え進学。研究科では「建築再生」をキーワードに、団地に対象を絞り、既存団地の活用方法を探るために海外の団地の供給方法や対象などを調べ、比較研究を行いました。韓国やオーストラリアなどで海外調査を実施。豊かな社会を作るための多様な仕組みや人種、貧富の差など社会問題にも目を向ける貴重な機会になりました。慣れない環境で現地の学生と一緒にアンケート調査やインタビューを行ったのは大変でしたがよい思い出です。
友人に自宅のリノベーションを依頼されたことをきっかけに自分の事務所を立ち上げました。現在は行政のコミュニティセンターの改修などに携わっています。研究科で養った社会の問題に目を向け解決方法を探る視点が現在の仕事に生きています。