授業紹介
教養教育科目の充実
心理
こころを科学的に理解し、コミュニケーションに役立てる。
人間のこころと行動のメカニズムを科学的に理解することを目指した講義「心理」。人間のこころと大脳の働き、認知と思考、ストレスの仕組みなど人間発達と対人関係の基礎、人間とこころなどの科学的な理論について、心理テストなどを織り交ぜながら考えます。具体的には、乳幼児期から老年期までの発達心理やこころの健康について、さらに、心理的支援の方法をテーマに、心理療法や行動療法についても学びます。
生命の科学
生命の不思議さ、大切さを学び、生命に関わる問題を考える。
生命科学の研究が進展し、その成果が暮らしにも利用されるようになり、生命科学がより身近なものになりました。また最近では、がん、遺伝子、クロ—ンなど、生命科学に関する話題が増えると同時に問題も提起されるようになり、よりー層の生命現象に対する理解が必要になってきています。この授業では、生命の不思議さ、大切さとともに、生命現象に関わる仕組みと基本となる生物の働きを学び、生命に関わる様々な問題を考える基礎を身につけることをめざします。
医療のグローバル化に対応した語学教育
外国語(英語)A・B
臨床の場でも役立つ英会話を学ぶ。
「外国語(英語)Ⅰ」では、外国人とのコミュニケーションに慣れることを目標とし、最も基礎的な英会話力を身に付けます。「外国語(英語)Ⅱ」では、自然なスピードで話される英語を理解し、今までに学んだ英語の知識を実際の会話に生かせるようにしていきます。少人数クラスで週3回、45分の授業中に使用できる言葉は英語のみという環境に身を置き、英語に対する苦手意識も克服します。また、臨床の場で役立つ医療や看護に関する基礎的な言葉や用法についても学びます。
外国語(中国語)A・B
外国語(ポルトガル語)A・B
外国人患者に対応するために英語以外の語学や文化を理解する。
東海地方における産業界の現状に合わせ、英語以外に中国語とポルトガル語(ブラジルの公用語)を学ぶことができます。英語以外の語学に親しむことは、言語の理解を通して得られる人間に対する深い洞察や、異文化理解へのステップとなり、さまざまな背景をもつ外国人に寄り添うことができます。授業では、発音や基本的な挨拶表現、簡単な日常会話の習得をめざし、文化や生活習慣への理解も深めます。
実践力と将来にわたり自立して活動できる力を養成
早期体験実習
実際の看護活動を見学し、看護の役割や機能について学ぶ。
早期体験実習では、看護活動の実際を見学し、看護の役割について理解を深めます。この実習では専門的な知識や技術の習得を目的としたものではなく、1年次の早い時期に看護の現場を見学することによって、看護学生としての自覚をもち、将来看護師となるべき自分が今後何をすべきかを考えることも大きな狙いとしています。講義では気付くことのできない新鮮な学びが得られる有意義な実習です。
看護過程展開方法論
看護過程展開論演習
効果的な看護ケアを実践する方法を修得する。
「看護過程展開方法論」は、効果的な看護ケアを実践するための方法論で、看護過程の概念を理解し、その活用法を修得します。授業では、事例を通じ実践的に考えるケースメソッドを取り入れ、当事者の立場に立った意思決定の思考力が高まることを目指します。また、「看護過程展開論演習」では、情報把握や看護目標・計画の立案、模擬患者に対する実施、評価といった一連の過程により、問題解決に関わる意思決定に導くための考え方をより実践的に学びます。
老年看護学支援論(高齢者への看護)
高齢者に特有な症状、疾患や障害と看護について理解する。また、高齢者の日常生活を支援するための看護を理解する。加えて、薬物療法、リハビリテーション、手術療法等の治療を受ける高齢者、施設サービスを受ける高齢者の看護についても学ぶ。高齢者を対象とした多職種連携や退院調整について学修する。
地域・在宅看護学概論A・B
病気をもちながらも、住み慣れた自宅で家族と共に生活することは、その人のQOL(Quality of Life)につながる重要な要素と考えられています。この科目では、在宅での看護に必要な概念や、在宅での看護の位置づけ、役割、制度や仕組みなどについて学びます。
多職種連携実践実習
退院支援や地域・在宅療養を支える看護を実践していくために必要となる多職種との連携・協働、社会資源の活用、ケアマネジメントや地域包括ケアシステムについて学びます。
知識と技術を再確認し、確かなものにする学び
統合看護論
幅広い専門知識をより確かなものにする。
「統合看護論」では、専門基礎科目から専門科目まで、4年間で習得した基本的・専門的な知識・技術と実習での学びを統合させ、看護実践を系統的に思考できる能力を養います。また、国家試験に対する動機づけと、学習に主体的に取り組む姿勢を養うほか、修得された基礎的知識・問題解決能力を再確認することにより、理論と実践の統合が修練できることをめざし、将来の看護活動のための基盤となる能力の向上を図ります。