寺澤 美瑳さん
就職先:株式会社乃村工藝社

地元企業への就職しか考えていなかった私が、業界トップクラスのディスプレイ企業にアプローチしたきっかけは、先生の「チャレンジしてみないか」という一言でした。授業の一環で星ヶ丘の街をイルミネーションで彩るプロジェクトに参加して以来、商業空間を演出することに憧れをいだいていたこともあり挑戦しました。
入社する会社は、学生時代の憧れの企業でした。今後は、ディレクターとしてテーマパークや科学館、イベント会場などの空間づくりに従事します。企画だけでなく、クリエイターへの指示や設営現場の管理も行うため、信頼とコミュニケーション能力が大切です。いつかプロジェクトリーダーを担えるよう、一つひとつの仕事に全力で取り組みます。

向 玲衣さん

小さい頃から住宅広告が大好きで、理想の家を夢想して楽しむ子どもでした。大学では設計の良し悪しだけでなく、場所の特性を理解しコンセプトを導き出すプロセスにこだわっています。また、外と中の空間をつなげる縁側のような日本建築特有の要素にも惹かれ、その良さをどう理論家するか試行錯誤しています。
椙山には、自分を高める機会が豊富に用意されています。ゼミで参加した沖縄のワークショップでは、先輩の技術の高さや英語でのコミュニケーションに圧倒されながら市役所のリノベーションを提案しました。参加しなければこの体験は得られません。今、私はとても充実した大学生活を送っていると感じています。

鈴木 透子さん

幼い頃から好きだった服飾について学びたいと考え、生活環境デザイン学科に入学しました。授業では専門性の高い内容が多く戸惑うこともありましたが、先生方の丁寧な指導でさまざまな技術を修得。特に興味を持ったのは、「ファッションドローイング」。テーマに沿ったイメージをデザイン画に起こす技法や、作品をまとめたポートフォリオ制作などを学修し、ファッションデザインに関する表現の幅が広がりました。積み重ねてきたデザインワークの集大成となる卒業作品が出来上がったと思います。

大江 楓恋さん

これまで特に力を入れて取り組んだ学びは、大学内のトイレ改修計画です。6人の仲間とともに、現地調査やアンケートなど入念に行い、企画を立案。自分たちの思いが目の前で形になる、貴重な体験を味わうことができました。学内設備を学びの場として提供してくれた大学にも感謝しています。学科では、グループで課題に取り組むことが多く、コミュニケーション能力と積極的に動く行動力が身につきました。企業のインターンシップでもグループワークが増えるなか、これから本格的に始まる就職活動では培ったスキルを生かしていきたいです。

岩本 悠さん

昔から家の間取りや窓のつけ方など、デザイン以外の住宅構造にも関心がありました。授業ではコンクリートを機械で破壊し強度を計測する架構実験がありますが、実験施設が完備されているため実践的。また内容が難解でもなぜこの学びが必要なのか考えながら受講することで、より理解を深めることができています。最初は課題をこなすだけで精一杯でしたが、総合企画演習では建物の企画を予算から考え、外部の建築事務所と意見交換しながらコンセプトを形にする過程を経験するなど、学びの幅が広がっています。今後は海外でのプロジェクトも計画されているので、実現したらぜひ参加したいと考えています。そして将来は構造分野の知識を深めるため、進学を目標に計画を立てています。