行里 舞咲さん

就職先:株式会社日立システムズ
カウンセラーなどの心理職は、こころの問題が顕在化してから関わることがほとんどです。そのような状況を、ITを活用し事前にこころを癒すことで改善できるのではと思うようになりました。また、IT業界でも顧客の課題解決のためにニーズを確実に捉えることが重視されており、それを担う人材として文系出身者に期待が寄せられていると聞き、目指す分野として真剣に考えるようになりました。キャリア育成センターの方と相談しながら志望動機を具体化し、能力を生かせると感じた企業に積極的にアプローチしました。その結果、IT未経験ながらも希望の企業への就職が叶いました。今はまずITや情報分野の知識を修得することが課題ですが、将来は介護を支援する福祉分野でIT技術を活用したいと思っています。

筒井 友菜さん

大学では高校までとは異なり自分で決断し行動する機会が増え、能動的に学び取る姿勢が必要となります。椙山には頑張る人を優しく受け止めてくれる雰囲気があるため、先生や友人との信頼関係が支えとなり、一歩踏み出す勇気が持てるようになりました。視線や仕草といった非言語コミュニケーションに関心があり、人に見られることで不安を感じる「社交不安症」と「マスクの有無」との関係を調査したいと考えています。まずは過去の論文から情報を収集し、それから研究の方針を決めて実験方法を検討する予定ですが、どんな結果を導き出せるか今から楽しみです。

浅地 日花里さん

調査や実験を行い、そこで得られたデータを分析するのが心理学。重要なのは分析結果をどう解釈し、自分なりに考察するかです。不明瞭な結果が出ても諦めず、そこから改善策を見つけ次の研究に生かすことが大切。その過程では、先生や友人の協力が欠かせません。みんなで話し合うなかで生まれる多様な視点が、答えを導き出すことを実感しました。心理学科では、さまざまな学びをモジュール化しています。子どもの発達に関して興味を持った私は、子どもの成長における心の変化について専門的に学ぶことができ、興味も広がっています。

岩崎 亜美さん

人間の行動の心理的背景や脳と心の関係に興味があり、心理学科を選択しました。臨床、発達、行動など幅広い心理学領域を総合的に学んでいく中で、特に面白いと感じているのは実験や心理的アセスメント、心理学統計法の授業。心理学は、人間の心理を科学的に研究する学問なので統計学などを使って数値化する授業があり、理系的なセンスが要求されます。そのため、数学に苦手意識があると多少苦労することもあると思いますが、この学科は先生方との距離が近く手厚いサポートを受けられるので、充分レベルアップできます。卒業後は、大学院に進学する予定。そして大学での学びを生かし、公認心理師として現場で活躍できる人材になりたいと思っています。