恒吉 凜さん
就職先:名古屋市(保育職)

キャリア育成センターでは就職サポートが手厚く、特に志望する市町村に合わせた面接指導は自信につながりました。また、クラスメイトは皆先生を目指しているので、採用試験に向けて一丸となって臨めたことはとても心強かったです。私は保育士資格のほか、幼稚園教諭と小学校教諭の免許状も取得しました。最終的に公立保育士を選択したのは、自治体が運営している園ということで社会におけるセーフティネットとなり、さまざまな生活背景を持つ子どもたちと出会えると考えたからです。多様な子どもたちと向き合うために今後も知識を深め、一人ひとりの個性を尊重した保育を実践していきたいと思っています。

山本 満優子さん
就職先:愛知県中学校教諭(数学)

大学では先生になるという目標に向かって一直線に進み、小中高の教諭一種免許を取得しました。印象に残っている授業は、学生が学生に向かって教壇に立つ模擬授業。模擬授業は常に緊張感があり、入念な準備をして本番に臨んでも、想定外の質問を受けることで自分の知識や度量が試されました。教育実習では、生徒が自分で正解に辿り着くにはどう導けばよいかを考えて指導しました。また、1年次から4年間参加した子どもキャンプのボランティアは、子どもの自主性を尊重しながら必要なサポートをするための距離感と接し方を学ぶ良い機会となりました。

内藤 優希さん

保育士としての将来を実感したのは、大学で実習を体験してからです。初めての実習では、不慣れな私のことも子どもたちは「先生」と呼んでくれました。そのとき愛情と責任感が一気に溢れ出て、子どもたちのために頑張ろうと心を決めました。保育士・幼稚園に加え小学校の資格を取得することは、楽ではありません。保育士を志す私にとって、それまでとは環境の違う小学校へ入学する子どもたちの心情を理解することも課題の一つ。就学前から小学校を見据えることが必要だと考え、卒論のテーマにも選びました。この学びが就職後、現場で生きると信じています。

鈴木 奏恵さん

私が特に関心を持っているのは特別支援教育と異文化間教育です。特別支援教育では障がいの症状や本人の個性に適した対応の仕方などを、異文化間教育では海外にルーツのある生徒への接し方を事例とともに学修。どちらも実際の学級経営で大切になる内容なので、実務経験豊富な先生の体験談はとても参考になります。先生は授業以外でも質問や疑問に対し、納得いくまで対応してくれます。知的好奇心が満たされることはとても楽しく、また大学で同じ目標を持つたくさんの友人とも出会い、夢に向かって一緒に努力できる充実した時間を過ごしています。

榊原 歌穂さん

この学科は、「ふれあい実習」をはじめ早期から体験の機会が豊富です。また学業とボランティアの両立もしやすく、私は2年次からトワイライトスクールでのボランティアに参加。子どもたちと触れ合う中で課題や目標が見つかり、一つひとつ乗り越えながら小学校教員という夢に向かって進んでいると実感しています。現在はミュージカルサークルにも所属し、充実した毎日を過ごしています。学部や学年を超えて交流も深まり、さまざまな人と関わることで視野が広がりました。ミュージカルは、教育現場で求められる表現活動に通じていると思うので、今後も続けていきたいです。大学での新たな経験と出会いが、「先生」としての礎になると信じています。

阪野 珠さん

「どうやったら子どもたちが興味を持ってくれるかな」と考えることが好きで、1つの楽曲をさまざまな角度から分析して授業を組み立てる「音楽の指導法」に興味を持って取り組んでいます。音楽は評価が難しい教科ですが、模擬授業の後で先生やクラスメイトから受けるアドバイスは自分が気付かなかった点も多く、さまざまな発見があります。また椙山には独自のプログラムが充実しており、1年次から参加できる「ふれあい実習」や、シドニーの教育施設で行う海外研修など、早い時期から現場に立ち、教育の奥深さを実体験できる環境が整っています。将来は大学での学びを支えに芯のある先生になり、将来は教育現場の環境改善にも携わりたいと考えています。