キッチンカーでシャケおにぎりをお買い物~園児が体験した初めてのお金の使い方・大切さ

 ニュースのポイント
 
・園内にキッチンカーが登場し、園児が自分で「サケおにぎり」を購入する体験を行いました。
・椙リス銀行券を使った買い物を通して、お金の大切さや社会の仕組みを楽しく学びました。
 
3月17日(火)、幼稚園の北園庭に、魚屋の株式会社寿商店(名古屋市中区)のキッチンカーがやってきました。園児たちは園庭に停まっているキッチンカーを見つけると、「お店だ!」「おにぎり屋さんが来た!」と嬉しそうな声を上げ、これから始まる体験を心待ちにしている様子でした。
今回の取り組みでは、魚屋さんならではの「サケおにぎり」を販売していただき、園児が実際に自分で購入する体験を行いました。
今回の活動では、単に買い物をするだけでなく、「お金がどのように社会の中で使われているのか」についても、子どもたちに分かりやすく伝えました。
お金は労働の報酬として得るものであり、おにぎりを買うのに必要な250円の「椙リス銀行券」を手にするためには、その分の労働が必要なことを伝え、学年ごとに計画をしました。年少は屋上の草むしり、年中は近くのお店へのお使い、年長は何でも屋になり、幼稚園でのお仕事のお手伝いをして、銀行券を手にしました。自分で働いたお金でおにぎりを購入するということで園児たちはとても楽しみにしていました。
 
当日園児たちは、幼稚園で用意した「椙リス銀行券」を手に、順番にキッチンカーの前へ並びました。そして自分でおにぎりを注文し、お金を渡して商品を受け取ります。
多くの園児にとって、「自分一人でお金を払い、商品を買う」という体験は初めてのことです。少し緊張しながらも、お店の人に「おにぎりをください」と伝えたり、お金を大事そうに渡したりする姿が見られました。
おにぎりを受け取った園児たちは、「買えた!」「おいしそう!」と満面の笑顔を見せていました。
園児が支払ったお金は、お店に渡り、そのお金で次の商品を仕入れたり、働いている人の給料になったりします。こうした「お金の流れ」を、子どもたちが体験を通して学ぶ機会となりました。
最後に寿商店の方が、「本日のお金で、お米を買ったり、お魚を買ったり、作る人のお給料になったり、キッチンカーのガソリンを買ったりするということ」「みんなのお家の人もお仕事をしてお金を得て、みんなが生活できていること」「お金はありがとうの気持ちということ」「お魚の命をいただいているからいただきますという感謝の気持ちを込めてあいさつするということ」
をお話ししてくださり、子どもたちはじっと聞き入っていました。
 
キャッシュレス決済が広がる現代では、実際にお金を手にして買い物をする機会が少なくなっています。そのような中で、今回の取り組みは、お金の大切さや働くことの意味、社会の仕組みを体験的に学ぶ「生きた学び」となりました。
園児たちは、おにぎりを味わいながら「ちょっとドキドキ緊張したけど、お買い物って楽しいね」「またやりたい!」と話していました。身近な体験を通して、社会とのつながりを感じる一日となりました。