幼稚園の人間教育
一人ひとりの積極性や、自分らしさを伸ばします
椙山女学園附属幼稚園では「健康な心と体」「自己発揮」「人間関係力」「道徳性」の4つの教育目標を主軸に教育を行っています。教育理念「人間になろう」にのっとり、学校教育の基礎を培い、幼児の健やかな成長にふさわしい環境を整えて、子ども達の心身の発達を助長することを目指します。
主な教育内容
- 男女共学保育を実施
- 遊びを中心として生きる力の根本を育てる教育
- 自然を五感で捉える教育
- 絵本を大切にした感性豊かな心を育む教育
- 環境・食育を大切にする教育
- 外国人講師による英語指導、運動が好きになるよう工夫した体育指導を実施
4つの特色
英語と体育の指導
年中・年長児には、英語講師を招いた英語指導を実施。歌やリズムで楽しみながら学び、幼児期から英語に親しむきっかけとなっています。また、バランスのとれた体力向上を 目指し、専門トレーナーによる体育指導を年間14回行っています。これらの様子は、「英語参観」「体育参観」の機会を設け、保護者の方々にご覧いただきます。
異年齢の保育交流
少子化が進む社会環境において、異年齢の子どもたちが一緒に遊ぶ機会は、非常に重要な意味があると考えています。本園では、建物の構造上、普段の生活の中で自然な関わりが持てるようになっていますが、より深い関係づくりのきっかけになるさまざまな活動を取り入れています。
異年齢の子どもたちで仲良しクラスや仲良しペアを作って、クラス単位、グループ単位で交流しながらゲームをしたり、アートギャラリー(作品展)の時期には、お互いの作品を見せ合ったりしています。そんな活動を通して、子どもたちは相手にいたわり、思いやり、あこがれの気持ちを大きくしていきます。入園したての頃はお世話をしてもらうばかりの子どもたちも、卒園間際には、立派な「おにいさん」「おねえさん」に成長しています。
さまざまな触れ合い
本園では、心で感じる経験が大切だと考え、実際に触れて体験する経験を設けています。さまざまな触れ合いを通して、子どもたちの「生きる力」を育みます。
総合学園を生かした人との触れ合い
保育園から大学・大学院まで有する総合学園の環境を生かし、さまざまな人との関わりの場を積極的に設けています。小学生は一緒に制作活動に取り組み、フィルハーモニークラブ所属の高校生はクラシックコンサートを開催。大学生とは、実習やボランティア活動で触れあうなど、幅広い年代と関わることで、興味関心を拡げるきっかけとなっています。
自然との触れ合い
本園は、多くの樹木に囲まれ豊富な自然があふれる環境です。園庭では、花や野菜を育て、カメやメダカなどを飼育・観察しています。子どもたちは、収穫した野菜を自分たちで調理して食べる機会も。他にも、お米の種籾まきから精米までの体験などを通して、自然に親しみます。
本物との触れ合い
本園では、本物に触れる機会を大切にしています。消防署などでの体験、演奏会、観劇など、さまざまな体験を通して感じることで、豊かな感性を育みます。
本に親しむ
絵本で心を育てる
本園では、「絵本による教育」を重視しています。絵本の世界を楽しむことは、豊かな感性を育むほかに、集中力の向上などさまざまな効果も期待できます。
園内には、「えほんのへや」を設置し、約3,000冊の絵本・物語・紙芝居を用意。各部屋にある約100冊の絵本とあわせ、絵本に親しむ環境を整えています。地域開放や親子利用も実施しており、絵本を通した子育てをサポートしています。