
12月15日(月)、株式会社寿商店(名古屋市中区)の協力のもと「マグロの解体ショー」を開催しました。
今回のイベントは、子どもたちが“本物にふれる体験”を通して、食べ物への関心や感謝の気持ちを育むことを目的に実施したものです。会場のホールに集まった子どもたちは大きなマグロを目近かに見て興味津々な様子でした。
最初に寿商店の職人さんがマグロの生態について、丁寧に説明しました。「マグロはとても速く泳ぐこと」「マグロの種類」などの話が紹介されると、園児たちは驚きの声をあげながら熱心に耳を傾けていました。続いて、マグロの重量を予想するクイズを実施。「30キロ!」「100キロかも!」と、子どもたちなりの大胆な予想が飛び交い、会場は楽しい雰囲気に包まれました。
その後は、解体ショーの始まりを告げる「入刀式」を実施。どの先生が最初に包丁を入れるかを“じゃんけん”で決めると発表されると、園児たちからは大きな歓声が上がりました。勝ち残った先生が大きなマグロに慎重に包丁を入れると、子どもたちは「がんばれ!」と応援しながらも、真剣なまなざしでその瞬間を見つめていました。
解体は職人さんにバトンタッチされ、マグロの体が次々と部位に分けてられていく様子が披露されました。大きなさくに切り分けられるたびに「すごい!」「赤い!」と驚く声が上がり、途中ではクラス対抗重量あてクイズの答え合わせも行われました。一番近かったクラスが42キロで優勝。その子どもたちからは思わずガッツポーズが飛び出し、会場に温かい笑いが広がりました。優勝したクラスには中骨が届けられ、自分で中落ちをスプーンで取って手巻きずしにするという特典があり、大喜びでした。
イベント終了後、園児たちは各クラスへ戻り、職人さんが握ってくださった寿司をいただきました。自分たちの目で見て学んだマグロを「おいしいね」と言いながら味わった経験からはいつも食べているものへの理解や関心が育っていくことでしょう。
椙山女学園大学附属幼稚園では、今後も“本物にふれる体験”を大切にしながら、子どもたちの探求心や感謝の気持ちを育てる学びを提供していきます。







