夏休み・理科×椙大企画③  微生物培養実験講座

8月5日(火)、椙山女学園大学生活科学部管理栄養学科で高校生を対象とした微生物培養実験講座がおこなわれ7名の生徒が参加しました。

これは、総合学園である椙山女学園ならではの環境を生かし、普段、高校では扱えない実験器具を使用し、大学の専門の先生から指導を受けることで、高校生に大学の授業を体験してもらおうと夏休みを利用して実施しているものです。
 
この日は、食品衛生学研究室の門屋亨介准教授から、微生物が発酵食品の原料になっている一方で、食中毒の原因になることなどの説明を受けた後、顕微鏡で納豆菌、パン酵母、麹菌などの観察や大腸菌のDNA抽出実験をおこないました。

参加した生徒たちは、「納豆菌、イースト菌、麹菌は、微生物の状態でもパンや納豆そのものの匂いが濃くてびっくりした」「菌を顕微鏡で観察すると想像もしていなかったような形、模様であったり、動いていたりしていて面白かった。こんなに小さいものが大事な役割をしているのだなと思った」と話し、生物の授業で学習したことへの理解が深まったようです。
また、微生物は食品だけでなく、バイオエタノールの製造、医療現場での感染している菌の種類の検査、ワクチンや抗生物質の製造などに使われていることを知り、奥深い微生物への興味が高まったようでした。