子どもの「やってみたい!」には学びがいっぱい~幼児期の表現活動を考える子育て講演会を開催~

幼児期の表現活動が育むものとは

10月19日(月)、椙山女学園大学附属幼稚園において、子育て講演会を実施しました。
今回は、造形を専門とする磯部錦司氏(椙山女学園大学教育学部教授)を講師にお迎えし、「幼児期の表現活動がどのような知を育てるのか」をテーマにお話しいただきました。
 
幼児期の子どもたちは、絵を描いたり、さまざまな素材に触れて何かをつくったりしながら、自分の思いや感じたことを表現しています。こうした活動は、単に絵を上手に描いたり、作品を完成させたりするためのものではありません。自分で考え、試し、工夫する経験を通して、さまざまな力を育む大切な機会となります。
 

表現する経験が、子どもの未来につながる

講演では、幼児期の表現活動が、生涯にわたって必要となる感性、思考力、想像力、主体性、自己肯定感、判断力など、学びの根幹となる力を育てることについて、具体的な事例を交えながら、わかりやすくお話しいただきました。
子どもが自分なりに考え、表現し、試行錯誤する過程には、多くの発見や学びがあります。大人がすぐに答えを示すのではなく、子どもの感じ方や考え方を受け止め、一人ひとりの表現を大切にすることが、子どもの成長を支えるうえで重要であることを学ぶ機会となりました。

子どもの育ちについて考える時間に

当日は、参加された保護者の皆さまが熱心に耳を傾け、講演後には積極的に質問される姿も見られました。子どもの日々の遊びや表現活動を改めて見つめ直し、その中にある成長の芽や学びの意味について考える、充実した時間となりました。
 
本園では、子どもたち一人ひとりの思いや発想を大切にしながら、日々の遊びやさまざまな活動を通して豊かな育ちを支えていきます。今回の講演会が、子どもの表現する姿を新たな視点から捉え、その成長を温かく見守るきっかけとなることを願っています。