
12月23日(火)、「平和活動交代セレモニー」を開催しました。本セレモニーは、椙山女学園中学校・高等学校が2025年の戦後80周年にあたり進めてきた「戦後80周年プロジェクト」の一環として実施したものです。1年を通して行われた平和活動を振り返り、その想いと取り組みを次の世代へ引き継ぐことを目的としています。
当日、校長が長崎市から被爆クスノキを譲り受けた経緯やクスノキ募金などの活動について紹介。次にこれまで平和活動の中心を担ってきた高校3年生が登壇し、「クスノキを植えることがゴールではなく、ここからがスタート。平和について考え続けてほしい」と在校生にメッセージを送りました。その言葉を受け、高校2年生の代表生徒は「先輩方の想いを受け取り、未来につながる活動になるよう努力していきたい」と決意を表明。平和活動が一過性の行事ではなく、継続していく大切さが共有されました。
また、セレモニーの途中では、福山雅治さんがラジオ番組内で本校のクスノキに関する取り組みを紹介した音声が流され、生徒たちは自分たちの活動が社会とつながっていることを実感しました。さらに、中学1年生全員による合唱「クスノキ -500年の風に吹かれて-
」(作詞・作曲:福山雅治)が披露され、学年や学校の枠を越えた連帯感を音楽で表現しました。
今年度はこのほかにも、文化祭での全校合唱や折り鶴アートの発表、図書館での戦後80年特設コーナー設置など、多様な形で平和について学ぶ機会を設けてきました。
本セレモニーは、平和であることの幸せを改めて考え、その想いを次の世代へ確かにつなぐ大切な時間になりました。

