修学旅行2日目は、長崎の歴史文化と平和を学ぶ「班別テーマ研修」を実施しました。

本校では、長崎ならではの歴史・文化・平和に関する17のテーマから班ごとに一つを選び、探究学習を行っています。6人を一班とし、事前学習・現地研修・事後発表と約5か月をかけ取り組む学びで、本校では40年以上前から行っています。
この日は、現地講師と共に現場を歩きながら、五感で学びを深めるフィールドワークに取り組みました。
「長崎に残る中国の面影」コースでは、唐人屋敷や国宝・崇福寺を訪れ、中国との長い交流の歴史や建築文化について学びました。
街並みを歩きながら、地形や建築物に残る中国文化の痕跡を体感し、生徒からは、「事前学習で調べたことを実際に現地で見ることができ、驚いた」、「食文化だけでなく、街全体に中国の影響があることを知ることができた」といった声が聞かれました。
また、「ふりそでの少女像〜ふりそでプロジェクト〜」の研修では、長崎市の活水高校・平和学習部の生徒たちと交流しました。今年は戦後80年の節目の年です。椙山生が平和への祈りを込めて折った千羽鶴の折り紙アートを贈呈し、本校での平和活動についてプレゼンテーションを行い、世界平和に対する互いの思いを共有し、自分たちができることを語り合う貴重な時間となりました。終了後には、「もっと話し合いたかった、すごく楽しかった」と話し、別れを惜しみました。
研究成果は、1月にクラスメイトに向け、発表する予定です。長崎で得た学びを自らの言葉で伝えることで、探究の成果をさらに深めていきます。