
12月25日(水)・26日(木)、選択科目で体育の授業を受けている3年生4名が、「日本ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラム2024」に参加しました。
このフォーラムは、近代オリンピックの創始者クーベルタンの理念やオリンピックの基本的な知識を学ぶことで、平和や共生社会について考えてもらい、次世代の担い手となる人材の育成を目的に開催。日本ピエール・ド・クーベルタン委員会主催、NPO法人日本オリンピック・アカデミーが共催し、毎年、関東と中部の高校生が中心に参加しています。
オンラインで開催された初日は2名が参加し、クーベルタンや日本とオリンピックの関わりを深めた嘉納治五郎、そして「オリンピックとジェンダー」に関する講義を受けました。その後、中京大学スポーツミュージアムをオンライン見学し、ジェンダーに関わる展示についてアイデアを出し合いました。
2日目は、関東地区は筑波大学附属高校、中部地区は中京大学豊田キャンパスで実施され、本校からは4名が参加しました。講義では「オリンピックとジェンダー」の問題について、実際に起きている具体的な事例を学んだ後、「オリンピックで女子マラソン実施に賛否両論があった時代に、反対派を説得するためのプレゼンテーション」を考えるグループディスカッションに取り組みました。また、パリ・パラリンピックで日本が混合団体で銅メダルを獲得した「ボッチャ」の対抗戦も楽しみました。
参加した生徒は、「今でも女性が男性と同じように活躍できていない現状を理解することができた」「共学の参加者が多く、普段聞くことの無い男子の考え方が新鮮に感じた。逆にいえば、椙山は女子校ならではの考え方ができるのではないかと感じた」と話しました。
参加した4名は2日間にわたって様々な学校の参加者と交流し、それぞれが充実した時間を持つことができたようです。
