現代社会学科・国際コミュニケーション学部:持続可能な多文化共生に向けたオンライン教育教材作成と実践
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「楽しみながら学べる教材を開発!未来の共生社会を考える挑戦」
学生たちが、外国にルーツを持つ子どもたちと一緒に学べるオンライン教材を開発しました。舞台は豊田市の保見団地。子どもたちが楽しみながら地域を知り、未来を考える力を育む工夫がいっぱい!プロジェクトを通じて、学生自身もチームワークや社会課題解決の力を実践的に学んでいます。
学生たちが、外国にルーツを持つ子どもたちと一緒に学べるオンライン教材を開発しました。舞台は豊田市の保見団地。子どもたちが楽しみながら地域を知り、未来を考える力を育む工夫がいっぱい!プロジェクトを通じて、学生自身もチームワークや社会課題解決の力を実践的に学んでいます。

1月10日(土)、トヨタ財団特定課題「外国人材の受け入れと日本社会」助成プロジェクト(代表:現代社会学科 小林かおり准教授)の一環として、本学学生が中心となり、持続可能な多文化共生の実現を目指したオンライン教育教材の開発および実践活動を、豊田市保見団地にて実施しました。
本プロジェクトではこれまで、ブラジル人学校に通う高校生との継続的な交流を通じて、「共生」や将来の進路・キャリアについて共に考える学びの機会を、本学学生が主体となって創出してきました。近年、外国にルーツをもつ人々の長期定住化が進む中で、その子どもたちの教育環境、とりわけ就学前後の時期における学びの支援が重要な課題として指摘されています。こうした背景を踏まえ、楽しみながら学ぶことができ、より多くの子どもたちに活用される学習ツールの必要性が高まっています。本学学生は、この課題に応えるべく、地域の諸団体と連携しながら、新たなオンライン教育教材の開発に意欲的に取り組んできました。
当日は、完成した教材が実際の教育現場でどのように活用できるのか、また就学前後の年齢層の子どもたちにとって適切で親しみやすい内容となっているかを検証するため、2021年から保見団地で子どもたちの居場所づくりと学習支援に取り組んでいる一般社団法人JUNTOSの協力のもと、教材の試行運用を行いました。
オンライン教育教材は、基礎的な知識に関する設問から、子どもたち自身が暮らす地域を主体的に知り、考える力を育む探究的な設問まで、五つの分野に分けて構成されています。今回は特に、「地域を知る」ことに焦点を当てた設問を深める取り組みとして、豊田市役所職員による補足説明も行われ、子どもたちは視覚的な資料を通じて、身近なまちについて理解を深めていました。
活動後には、関係するステークホルダー間で事後ミーティングを実施し、成果や課題を共有しました。教材づくりのリーダーを務めた3年生の吉田愛梨さん(表現文化学科)は、「設問を作成する際には、対象となる子どもたちの年齢を意識しながら、何度も見直しを重ねました。大変な作業でしたが、その分、自身の成長を実感することができました。また、一つの成果物を完成させる過程で、チームワークの大切さを学ぶことができました」と振り返っていました。
多様な背景をもつ人々が共に生きる社会の実現は、短期間で成し遂げられるものではありません。しかし、本プロジェクトを通じて学生たちは、試行錯誤を重ねながら仲間や地域と真摯に向き合い、社会課題の解決に取り組む姿勢の重要性を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。

