現代社会学科:名古屋まち歩きプロジェクト -老舗で学ぶ!美味しさの裏にある、海苔の物語-
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5月31日(土)、現代社会学科1年生が、株式会社坂井海苔店(名古屋市中村区)を訪問し、海苔の魅力を学ぶ体験ツアーに参加しました。これは、現代社会学科と大ナゴヤツアーズとのコラボ企画「名古屋まち歩きプロジェクト」の1つで、学生たちは様々なフィールドに出向いて、その道のプロから名古屋の隠された魅力を学びます。
堀川沿いに店を構える坂井海苔店は、伊勢湾や三河湾で採れた良質な海苔で、名古屋の食卓を100年以上支えてきた老舗です。当日は同社取締役の坂井宏氏がガイドとなり、まずは伊勢湾と三河湾が、如何に良質な海苔が育つ条件が揃っているかを解説。豊富な栄養塩を含んだ淡水の流れ込む河口付近(桑名、西三河)だけでなく、その淡水が流れ着くエリア(鳥羽、知多)も、良き養殖場になっていることを教えていただきました。また近年は、地球温暖化による水温上昇、上流のダム建設や下水処理の高度化による栄養塩不足などの問題が、海苔の生育環境に影響を与えていることも教えていただきました。つづいて、地元産と九州有明産の5種類の海苔を軽くあぶって食べ比べ。ひとりひとりが、見た目、食感、味を吟味して、どんな用途に適しているか考えました。そして、お気に入りの海苔を巻いて、餅をパクリ。美味しさに笑みがこぼれます。おにぎり、お寿司、ラーメンなど、普段何気なく食べている海苔の奥深さを知る一日になりました。
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