研究科について
「人間関係」の視点から、社会の問題を解決する。
人間関係学研究科は、臨床心理学および人間共生に関する教育研究を通して、臨床心理相談、地域・福祉の公共政策、企業の人事・研修、学校教育・生涯教育などに関わる高度な専門的職業人を養成し、社会の発展と福祉に貢献します。
資格
取得可能な資格
- 中学校教諭専修免許状(社会)※
- 高等学校教諭専修免許状(地理歴史・公民)※
- 公認心理師
- 臨床心理士受験資格(臨床心理学領域のみ)
※第一種免許状を取得していることを条件とします
学びの特色
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専門領域を超えた総合的な知識を獲得
臨床心理学、人間共生の専門領域の枠を超えて、総合的な選択履修が可能。高度な専門性を追求するだけでなく、隣接する幅広い領域の総合的な知識の獲得を目指す。
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少人数教育を通して高度専門職業人を養成
少人数による複数教員による事例研究法や研究報告会方式の指導を導入。実践による学修を積極的に推進するなど、効果的な教育方法を実施。
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多様な人材を受け入れるカリキュラム
第6時限(18時30分〜20時)を開講する昼夜開講制、半期ごとに完結する教育目標を立て単位を認定できるセメスター制(半期完結型)を採用。駅至近の星が丘キャンパスでの受講も可能にし、社会人にも広く門戸を開放。
領域
現代社会で増え続ける心理的問題をサポートできる公認心理師・臨床心理士の養成をめざす。
子ども虐待、自然災害や事件後のこころのケアなど、心理的援助を必要とする課題は近年ますます増えています。このような社会の中で、さまざまな心理的問題を抱える人々に対して、臨床心理学など心理学の専門知識と技術を用いて援助することのできる公認心理師および臨床心理士の養成をめざします。地域に開かれた臨床心理相談室でさまざまなケースを担当し、また、学外の施設を活用して実践的な研修を積むと同時に、公認心理師および臨床心理士である専任スタッフによる充実した継続的なスーパーヴィジョンのシステムによって、知識と実践が相補的に機能するよう、教育的な配慮がなされています。
日常生活・社会生活の課題を解決し共生社会の実現をめざす。
親子関係の葛藤、学校での問題、地域社会での対立など人間関係が多様化・複雑化する現代社会において、人や社会とのつながりの目的は共生すること。「共生」とは、性別、性的指向、民族、言語、障害など、さまざまな違いのある人が、対等な存在として、ともに認め合い、支え合う生き方をさします。人間共生領域では、家族、地域社会、職場など日常生活に関わる現代社会の問題を多角的に捉えるだけでなく、そうした課題に直面したときの現実的な解決方法を学ぶことによって高度な知識や課題解決能力を養い、自己実現が可能な共生社会を実現するための多様なアプローチを理論的・実践的に修得することをめざします。