【中学1年】道徳 「こころの授業」を行いました

中学校に入って、もうすぐ一年が経とうとしています。4月に入学してから、環境も人間関係も、勉強もはじめての事ばかりの一年でした。新しいことに向き合う中で、そしてさまざまなことを続けていく中で、忘れないでいてほしいのが、「自分を知る」という視点です。

目の前のできごとを、自分がどのように受け止めてどう対処しようとしているのか、クラスの友人にどんなふうに話をし、どんな聴き方をしているのか・・・。「これが私」と思いこんでいたり、あわただしく過ぎていく中で気が付かなかったりすることに、すこし足を止めて考えていく時間を持つことも必要だと考えています。
 
今回は、道徳の時間を使って、椙山女学園大学人間関係学部心理学科の先生方と大学院生による「こころの授業」を行いました。「心理学は、目に見えない『心』を、さまざまな手段を使って分かろうとする学問なんだよ」と教わったところで、これから思春期を過ごしていく生徒たちにとって大切な「ストレス」と「コミュニケーション」という2つのテーマについて、いくつかのワークを体験しながら学びました。ストレスへの対処法、自分の気持ちの伝え方、相手の話の聴き方にはそれぞれいくつかの種類があることを知り、生徒たちは自分がどんなパターンをとってきたのかを思い浮かべているようでした。そして、他にどんなパターンがあるのかを知ることで、「次」を考えることができます。この場で考えていると「できそうだ」と思えても、実践することはそんなに簡単なことではないかもしれません。それでも、そんな自分を知っていけたらよいのだと思います。生徒一人ひとりが、自分のやり方を模索する日々をこれからも一緒に過ごしていきたいです。