中1の社会科では、世界地理の学習を終え日本地理を学習しています。教科書に目を向けてみると、日本の各地では、気候や土地の条件に合わせた工夫を重ね、米作りが行われてきたことがたくさん記載されています。普段当たり前に食べているお米ですが、社会科の知識と絡めてもっと深めていくことができるはず...。
そんな思いから、株式会社名古屋食糧さんにご協力いただき、「米を知る」授業を行いました。まずは、株式会社名古屋食糧の榎木薫氏、坂口慎一氏から、米作りや日本のお米の現状についてのお話を聞きました。そして今日の企画の目玉はなんといっても「米の食べくらべ」です。うるち米、もち米、インディカ米の3種を食べくらべてみました。色や形、粘り気、甘みはどうちがうのか?それぞれに食べたことはあっても、食べくらべは初めての経験かもしれません。「今回いろいろと注目しながら食べてみたら、まったく違って驚いた」「もち米をそのまま食べるのも意外においしかった」「日本は水が豊かな国だから他と違う米ができるんだなと思った」「同じ中粒種でも育った場所で甘みや粘り気は変わってくるんだろうか?」生徒たちからは、素直な感想や疑問が次々出てきて、これからも体験と知識とをつなげられるような機会を作っていきたいと感じました。中には、「日本は米と共に歩んできた歴史があって...」と言った感想も。中2で学習する歴史でも、お米とのつながりを体感できるような授業を考えていきたいと思います。