未来の福祉とICTをつなぐ!「インクルーシブ・アプリ 学生ハッカソン」を開催

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 9月20日(土)、星が丘キャンパスで誰もが使いやすいアプリやサービスの創出を目指す「インクルーシブ・アプリ 学生ハッカソン」を開催し、本学公認サークル「YELLTECH」を中心に、大勢の学生が参加しました。本イベントは、障がいのある方々の声を出発点に、誰にとっても使いやすいアプリやサービスを学生自身がチームで考え、開発する取り組みです。開発経験の有無に関わらず参加でき、役割や視点の多様性を生かすことを重視しています。
 
最初に、オンライン講演では「みんなのトイレマッププロジェクト」を推進する菅原洋介氏から、福祉とICTの連携の重要性について解説。次に「YELLTECH」が福祉技術を紹介、参加者に体験してもらいました。
続いて、学生はチームに分かれ、ヒアリング(社会福祉法人むそうとNTT西日本から障害に関する現状活動報告)やブレインストーミングを行い、限られた時間の中でアイデアを形にしました。開発を支えるのは、実務経験をもつメンター陣。学生たちはプロの視点からアドバイスを受けながら、アプリを開発しました。最後に発表と審査が行われ、本学の河内美橘さんと夫馬優月さんが所属するチームの「AI予測補完キーボード」が最優秀賞に選ばれました。
 
今回のハッカソンは、単にアプリをつくる場ではなく、社会課題に向き合い「誰かの役に立つ」発想を学ぶ実践的な機会です。参加した学生は、チームで協力しながら問題解決に挑戦する力を養い、ICTと福祉の融合が生み出す可能性を実感しました。本学は今後も、社会と共に学び合い、未来を切り拓く教育活動を進めていきます。