現代社会学科・メディア情報学科:学生のまなざしで「平和と命」を描く——ドキュメンタリー『戦後80年 東山ゾウ物語』を上映

ニュース

メディア情報学科(現:現代社会学科)栃窪優二教授のゼミ学生が制作したドキュメンタリー『戦後80年 東山ゾウ物語』が、名古屋市名東区の戦争と平和の資料館「ピースあいち」で上映され、多くの市民に平和の尊さを伝えました。

地域と連携して伝える「社会情報」

栃窪ゼミは、社会課題や地域の記録を映像で発信することを活動の柱とし、これまでにも東山動植物園のゾウの出産ドキュメントや、戦後70年に関連した企画展の記録映像など、多数のドキュメンタリーを制作しています。今回の作品『戦後80年 東山ゾウ物語』は、開園から80年を経た東山動植物園に暮らすゾウの親子の姿を通して、平和の大切さや命の尊さを問いかける内容となっています。

 

 

市民と学生がつながる上映会

7月5日(土)、名古屋市名東区にある戦争と平和の資料館「ピースあいち」で、このドキュメンタリー作品の上映会が開催されました。会場には多くの来場者が詰めかけ満席となり、映像に対する共感の声や拍手が響くなかでの上映となりました。当日は、メディア情報学科4年生の学生5人が運営や司会進行を担い、上映後には「ピースあいち」担当者とのトークセッションも行われ、作品の制作意図や裏側を紹介しました。
 

戦後80年の節目に向けて

今回の上映会は、栃窪ゼミが2010年・2015年に行った「ピースあいち」との連携実績をもとに実現したもので、戦後80年という歴史的な節目にふさわしい意義深い企画となりました。学生たちは、観客の生の反応を肌で感じる貴重な経験を得るとともに、メディアによる平和発信の力を実感しました。作品は現在、大学公式YouTubeチャンネルで公開中です。ぜひご覧ください。

なお、学生たちの取材の様子などが8日(火)18時ごろに東海テレビで特集として放送される予定です。