中国福利会の代表団が本学を訪問しました

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5月16日(木)、上海の中国福利会の代表団6名が本学を訪問しました。中国福利会は宋慶齢(宋氏三姉妹の次女で、孫文の妻)氏によって設立された、女性や子どものための保健衛生・文化教育活動を目的とした団体です。先月、黒田学長と笠原国際交流センター長が上海を訪問した際には、中国福利会少年宮で中国の子ども達による舞踊、合唱等を見学し、国際交流について意見交換をしました。中国福利会は今後上海に大学の設置も計画しており、日本での女子教育及び保育・幼児教育を視察するため、本学を訪れました。
 
視察の冒頭、椙山理事長と黒田学長が椙山女学園の歴史や教育の理念を説明し、本学が人間性を重んじる教育を続けてきたことを強調しました。次いで、磯部教育学部長も教育学部のポリシーやカリキュラムを説明する中で、人間関係を大切にできる教員の養成に力を入れていることを伝えました。
子ども園の視察では、小林園長が園内を順に説明。中国福利会にも児童のための施設が多くあり、今回の代表団の中にも幼児園の先生もいたことから、数多くの質問や感想が出されました。特に保育や幼児教育が大学と連携して行われていることに、代表団の方は強く興味を持たれていました。
幼稚園では、堀田園長と小林教頭が施設等を案内しました。子どもの積極性や自分らしさを伸ばす園の取り組みに、こちらでも多くの関心が寄せられました。
子ども園や幼稚園の視察の中では、互いの国の保育や幼児教育について質問や意見が交され、国を越えても大切なものは共通していることが分かる機会となりました。中国福利会が大学を設置した際には、本学と学術交流や交換留学を行いたいとの意見が双方から出され、今後の国際交流の進展が望まれます。