メディア情報学科:NHK名古屋放送局から講師を招き特別講義を実施

ニュース

1月9日(火)、メディア情報学科の専門教育科目「現代社会とジャーナリズム」(担当:脇田泰子教授)で、NHK名古屋放送局の川田莉加ディレクターをゲストスピーカーに招き、特別講義を行いました。

川田ディレクターは2019年、日本放送協会(NHK)に報道カメラマンとして入局し、新潟放送局、次いで名古屋放送局に赴任し、昨年2023年夏からは同局コンテンツセンター・ディレクターとして番組制作に当たっています。

「NHKの役割と番組制作の現場」と題した講義では、報道カメラマンとディレクターの職務の違い、これまでに手掛けた番組やキャンペーンも含めたコンテンツに関して例を挙げながら説明しました。その後、元旦に起きた令和6年能登半島地震で現地の状況や取材との関わりについてふれた後、「私たちには、今、何ができると思いますか」と学生たちに問いかけました。川田ディレクターは、同じ石川県能登地方で昨年2023年5月に起きた最大震度6強の地震の際にも被災地に出向いて取材しており、今回もニュース対応のほか、名古屋局・金沢局制作の特集番組「能登半島地震 被災地からの声」(1月12日放送)の制作スタッフに加わっています。講義の日程がその準備の真っただ中で非常に慌ただしかったことから、ギリギリの緊張感が随所から伝わってくるような内容で、学生も災害報道の重みと厳しさを垣間見る思いでした。学生らは、自分たちにできることとして、防災の見直しや、募金、ボランティア、何が起きているのかを正確に知ろうとすることなどを懸命に考えながら挙げていました。