修学旅行2日目、沖縄本島南部の戦跡地を巡り、沖縄の自然を体験するプログラムを行いました。
 
朝6時起床、出発の準備、朝食を済ませ、糸満市の「ひめゆり平和祈念資料館」に向かいます。資料館前でクラスごとの平和セレモニーを行い、平和への誓いのメッセージをクラス委員2名が代表で述べました。資料館内の研修では、証言映像や当時の写真、壕の実物大模型などの見学を通して、実際にひめゆり学徒隊が体験した沖縄戦が想像されるような感覚がありました。平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」では、沖縄戦で亡くなられた方の刻銘をたどり、平和を希求する心を持ち続けていくことの大切さを共有しました。
 
沖縄の自然を体験するプログラムとしては、南城市にある数十万年前の鍾乳洞が崩壊してできた、「ガンガラーの谷」を専門ガイドさんの案内で巡るツアーを一昨年から行っています。コースでは、高さ20メートルものガジュマルがあり、日本人のルーツともいわれる「港川人」の住居跡など、人類の壮大な歴史を体験しました。そして、沖縄にはこういった鍾乳洞がいくつもあり、その鍾乳洞のことを「ガマ」といいます。戦時中は防空壕や野戦病院としても使用された、このガマの体験として実際にクラスで入壕し、壕内の暗闇を体験します。ガイドさんによる沖縄戦の話を通じて、戦争の歴史を知り、これからの平和について考えました。
 
最後に、沖縄本島北部に向かう中間地にある「道の駅かでな」に立ち寄り、嘉手納基地を一望できる展望所や学習展示室から基地の抱える町の現実や、嘉手納町の文化や歴史を学習しました。
午後6時前に恩納村の宿泊先ホテルに到着。
修学旅行後半の3日目は北部に移動し、美ら海水族館、沖縄の自然を満喫するアクティビティを楽しみます。