現代社会学科:豊田市から台湾へ、国境を越えて広がるSDGsの学び —地域連携から生まれた本学学生制作の「国境を越えて考える SDGsすごろく」、繁体字版をローンチ—
ニュース
このニュースのポイント
学生が地域と協働してつくった教材が台湾へ。学年を越えて改良を重ねた取り組みの成果が、国境を越えて広がっています。
本学学生が豊田市との地域連携を通じて制作した教育教材「国境を越えて考えるSDGsすごろく」の繁体字版が台湾でローンチされました。新北市が主催し、国立台湾海洋大学環境生態研究所(識名信也所長)が実施する海洋環境保全イベント「珊瑚小学堂」の教育活動で活用されています。
「珊瑚小学堂」は、毎年7月から8月の週末を中心に開催され、今年で8年目を迎える人気の海洋環境保全イベントです。子どもたちをはじめとする参加者が、サンゴを中心に海洋生態系、海洋環境を取り巻くさまざまな課題について、楽しみながら学ぶ機会を提供してきました。
今年度は当初7月11日からの実施が予定され、小林准教授もローンチに合わせて台湾を訪問していましたが、台風の影響によりイベントは翌週へ延期され、翌週以降のプログラムから「国境を越えて考えるSDGsすごろく」繁体字版が同イベントの教育教材の一つとして使用されています。
「珊瑚小学堂」は、毎年7月から8月の週末を中心に開催され、今年で8年目を迎える人気の海洋環境保全イベントです。子どもたちをはじめとする参加者が、サンゴを中心に海洋生態系、海洋環境を取り巻くさまざまな課題について、楽しみながら学ぶ機会を提供してきました。
今年度は当初7月11日からの実施が予定され、小林准教授もローンチに合わせて台湾を訪問していましたが、台風の影響によりイベントは翌週へ延期され、翌週以降のプログラムから「国境を越えて考えるSDGsすごろく」繁体字版が同イベントの教育教材の一つとして使用されています。

豊田市の多文化共生の現場から生まれた教材
「国境を越えて考えるSDGsすごろく」は、もともと豊田市で暮らすブラジル人生徒と本学学生が、文化や言語、生活環境の違いを越えて交流し、共に学ぶことを目的として、豊田市との連携のもと、小林准教授のゼミ生(2023年度代表:野村友愛さん、副代表:吉住麻生さん)が中心となり、日本語とポルトガル語で制作した教育教材です。
その出発点となったのは、SDGs(持続可能な開発目標)が世界共通の目標であることに着目し、異なる文化的背景を持つ人々であっても、SDGsを共通の入り口として社会や環境の課題について考え、互いの経験や価値観を共有できるのではないか、という発想でした。
学生たちは、すごろくという親しみやすい形式を取り入れ、一方的に知識を学ぶだけではなく、参加者同士がコミュニケーションをとりながら、世界や身近な地域で起きている課題を自分たちの生活と結びつけて考えられるよう、内容や構成に工夫を重ねました。
その出発点となったのは、SDGs(持続可能な開発目標)が世界共通の目標であることに着目し、異なる文化的背景を持つ人々であっても、SDGsを共通の入り口として社会や環境の課題について考え、互いの経験や価値観を共有できるのではないか、という発想でした。
学生たちは、すごろくという親しみやすい形式を取り入れ、一方的に知識を学ぶだけではなく、参加者同士がコミュニケーションをとりながら、世界や身近な地域で起きている課題を自分たちの生活と結びつけて考えられるよう、内容や構成に工夫を重ねました。
「国境を越えて考える」教材が、実際に国境を越えて台湾へ
2023年度に制作されたこの教材は、その後もゼミ生に引き継がれ、2024年度(代表:松田朋佳さん)、2025年度(代表:菊田歩花さん)と、学生たちが実際の活用を踏まえながら内容の検討と改良を重ねてきまし
た。卒業後も学生同士のつながりは続き、先輩が後輩の相談に応じ、ともにアイデアを出し合うなど、学年を越えた協力によって教材が受け継がれてきました。
こうした継続的な取り組みの中で、文化や言語の違いを越えてSDGsについて共に学ぶ教材としての可能性が台湾でも評価され、このたび繁体字版が制作されました。日本語・ポルトガル語で始まった学生たちの取り組みが繁体字版へと広がり、台湾の子どもたちや市民がSDGsや海洋環境について考えるための教材として、新たな場で活用されています。
特に「珊瑚小学堂」では、サンゴや海洋生態系、海洋環境保全について学ぶプログラムとあわせてSDGsすごろくを活用することで、海洋環境の問題を身近な地域だけの課題として捉えるのではなく、世界各地の社会や人々の暮らし、SDGsのさまざまな目標とのつながりから考える機会となることが期待されています。
た。卒業後も学生同士のつながりは続き、先輩が後輩の相談に応じ、ともにアイデアを出し合うなど、学年を越えた協力によって教材が受け継がれてきました。
こうした継続的な取り組みの中で、文化や言語の違いを越えてSDGsについて共に学ぶ教材としての可能性が台湾でも評価され、このたび繁体字版が制作されました。日本語・ポルトガル語で始まった学生たちの取り組みが繁体字版へと広がり、台湾の子どもたちや市民がSDGsや海洋環境について考えるための教材として、新たな場で活用されています。
特に「珊瑚小学堂」では、サンゴや海洋生態系、海洋環境保全について学ぶプログラムとあわせてSDGsすごろくを活用することで、海洋環境の問題を身近な地域だけの課題として捉えるのではなく、世界各地の社会や人々の暮らし、SDGsのさまざまな目標とのつながりから考える機会となることが期待されています。
地域から生まれた学びを、国境を越えた学びへ
今回の繁体字版のローンチによって、学生たちが地域での交流を通じて考え、制作・改良してきた教育教材は、異なる文化や社会の中で活用される新たな機会を生み出しました。
SDGsが対象とする環境、教育、多文化共生をはじめとする課題は、一つの国や地域だけで完結するものではありません。今回の取り組みは、そうした共通の課題について、地域や文化的背景が異なる人々が同じ教材を通じて考え、学び合う可能性を広げるものです。また、学生たちにとっても、地域社会との関わりの中で生まれた取り組みに学年を越えて関わり、その成果がさらに海外の教育の場で活用されることは、教室での学びをより広い社会へとつなげていく貴重な経験となりました。
現代社会学科では今後も、地域社会との連携を大切にしながら、学生が社会の課題に主体的に関わり、そこで得た学びや成果を社会へとつなげ、国内外のさまざまな人々と共有していく教育・実践活動を推進していきます。
SDGsが対象とする環境、教育、多文化共生をはじめとする課題は、一つの国や地域だけで完結するものではありません。今回の取り組みは、そうした共通の課題について、地域や文化的背景が異なる人々が同じ教材を通じて考え、学び合う可能性を広げるものです。また、学生たちにとっても、地域社会との関わりの中で生まれた取り組みに学年を越えて関わり、その成果がさらに海外の教育の場で活用されることは、教室での学びをより広い社会へとつなげていく貴重な経験となりました。
現代社会学科では今後も、地域社会との連携を大切にしながら、学生が社会の課題に主体的に関わり、そこで得た学びや成果を社会へとつなげ、国内外のさまざまな人々と共有していく教育・実践活動を推進していきます。