教育学研究科:「音ってどんな色?」大学院生と附属幼稚園が、“音を描く”共同研究実践「音に会いにいこう!」を実施

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幼稚園の子どもたちが「音」を探検!聞こえた音を色や形で表現する活動を通して、大学院生と幼稚園の先生たちが「感じる力」を育む新しい学びを研究しています。
木の声、石の声、風の声——。

椙山女学園大学附属幼稚園の4歳児たちが、身近な環境に耳を澄ませ、聞こえた音を自由な色や形で表現する活動に取り組みました。教育学研究科の大学院生と幼稚園教諭が協働して行ったこの実践では、子どもたちの豊かな感性や想像力に着目し、「音」と「表現」を結び付ける学びの可能性を探っています。

教育学研究科と附属幼稚園による共同研究実践を実施

7月15日(水)、椙山女学園大学附属幼稚園「森の広場」において、教育学研究科と附属幼稚園による共同研究実践「音に会いにいこう!」を実施しました。

本実践は、教育学研究科1年の白井眞子さん(磯部研究室)と附属幼稚園の飯田恵教諭が中心となって行ったもので、4歳児26名が参加しました。研究では、子どもたちが音をどのように感じ、表現へとつなげていくのかを探ることを目的としています。

 

森の広場で“音との出会い”を楽しむ

活動は、子どもたちのもとに届いた「音からの手紙」から始まりました。
「音に会いにいこう!」という呼びかけを受け、子どもたちは筒を耳に当てながら森の広場を巡り、木や風、石、遊具などが生み出すさまざまな音に耳を澄ませました。

子どもたちからは、 
「がらがらって聞こえた」
「木はふぅ~っていうんだ」
「いま石がしゃべった」
「屋根から飛行機の音がする」
「セミの音が聞こえる」
「石の中からどんどんって歩いてる音がする」
など、一人ひとりの豊かな発見や想像が次々と語られました。

聞こえた音を色と形で表現

音を十分に味わった後は、長さ約7メートルのロール紙と絵の具、筆を用いて、感じた音のイメージを色や形で表現しました。

子どもたちは、それぞれが感じた音を自由な発想で描き出し、目には見えない音の世界を表現しました。また、自分が描いた絵に再び筒を当てて音を聞こうとする姿も見られ、音と表現とが子どもたちの中で結び付いている様子がうかがえました。
 

音楽と造形、二つの学びを結ぶ研究

本実践は、磯部研究室と山中研究室が連携して進めています。
磯部研究室では造形教育を、山中研究室では音楽教育を中心に研究しており、それぞれの専門性を生かしながら、音と造形を結び付ける学びのあり方を探究しています。

企画は指導教員を含む4名で検討を重ね、当日は白井さんと飯田教諭が協力して活動を進行しました。実践の様子は記録として残され、今後の研究分析に活用されます。
 

「感じる力」を育む学びの可能性を探る

本研究では、音と造形を組み合わせた活動の中で、子どもたちの感じ方や理解がどのように深まるのかを実践の過程から検証していきます。

また、子どもたちにとっては、音を「聞く」、そこから何かを「感じる」、さらに「想像する」、そして「表現する」という一連の体験を通して、自分なりの見方や感じ方を広げていく機会となりました。

今後は他の3クラスでも同様の実践を行い、子どもたちの表現や感じ方の変化について分析を進める予定です。研究成果は研究紀要で発表することを目指しています。
 

指導教員コメント

磯部教授

研究と実践が相互に深まっていくことが、この実践研究を通して見られました。子どもたちの豊かな発見や表現は、教育の可能性を考える上で多くの示唆を与えてくれています。

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