現代マネジメント学科:「香り」が生み出す新たな価値—老舗のお香メーカーと挑むリアルな商品企画
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このニュースのポイント
- 香り文化を担う京都の老舗企業から、商品づくりの考え方や挑み続ける姿勢を学び、学生が実践的な商品企画の課題に取り組みます
- 商品企画や販売戦略の立案、新商品の開発など、実社会のビジネスに生かせる力を養います

老舗企業に学ぶ、伝統と革新を両立する取り組み
5月22日(金)、現代マネジメント学科の専門教育科目「商品開発論」(担当:下坂光准教授)において、京都のお香専門店・松栄堂から松岡 正氏、若林 真友花氏をゲストに迎えた特別講義を実施しました。
松栄堂は創業300年の歴史を持つ老舗メーカー。宗教用のお香や茶の湯で使われる香木、お座敷用のお線香、日常で楽しめるインセンスや匂い袋など、幅広く香りの文化を支えています。長い歴史を持ちながらも、同社は新たな取り組みにも積極的で、香りの魅力を体験できる施設「薫習館」や、商品を届ける移動販売車「ことことワゴン」の展開、さらにPOPカルチャーとのコラボレーション、ホテル・旅館など宿泊施設への香りの提案など、柔軟な発想で香り文化の可能性を広げています。
「香り」がもたらす価値を考える
講義では、企業の歴史やものづくりへの思いに加え、「香り」の持つ価値を学びました。香りは日常で強く意識されないこともありますが、取り入れることで生活に安らぎや豊かさをもたらします。また、香りの商品は「祈り」「リラックス(自分自身のため)」「おもてなし(相手のため)」など、目的によって使われ方が異なることが紹介されました。
さらに、アイスブレイクとして「好きな香り」「苦手な香り」「購入場所や価格帯」などを考えるワークも実施。香りは人によって好みが分かれるため、実際に試してから購入する傾向があることや、日常の何気ない行動が購買につながることなど、新たな視点を得ました。
商品企画の課題と今後の展開
授業では、学生が松栄堂のインターン生になったという設定で、「東海エリアにおける知名度・ブランドイメージの向上」をテーマとした課題が提示されました。学生と同世代をターゲットに設定。提案には、商品企画に加え、販売場所やプロモーション、価格設定まで含める必要があり、実際のビジネスさながらの内容となっています。学生たちは、講義で学んできたSWOT分析や環境分析などを活用しながら、課題に向き合います。優れたアイデアについては、実際の商品化も検討されており、商品づくりの面白さと難しさ、そして社会で生きる力を育む実践的な学びの場となっています。