情報デザイン学科・現代社会学科:グローバル企業の『発信力』を学ぶ—特別講義「総合商社におけるメディア活用—デジタルが変える企業の情報発信—」を実施

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12月3日(水)、情報デザイン学科・現代社会学科「国際化とキャリア」(担当:小林かおり准教授)で、三井物産株式会社 中部支社 副支社長 松本直樹氏を講師に迎え、特別講義「総合商社におけるメディア活用—デジタルが変える企業の情報発信—」を実施しました。 
松本氏から社内においても動画の活用ができる方法および動画を作成する際の注意点などの説明がされた後、学生たちは動画制作アプリを使用し、実際にスマートフォンで動画制作を体験しました。
松本氏は、公共放送やテレビショッピングなど動画を制作するICT事業本部をはじめ国内外でデジタルにかかわる幅広い経験を持ち、その経験を学生たちに伝えてくださいました。
動画は一般的に企業が消費者などへの情報発信ツールとして使用されていますが、三井物産では数年前から社内の情報共有や報告書の内容を具体的に伝えるツールとして動画を活用していることが語られました。
「わずか2~30秒の動画を見せるだけで、紙面では伝わりにくい内容をより的確に相手に伝えることができる」と、動画を使用するメリットが語られました。動画によって社内への情報共有が可能になり部署間の相互理解にも役立っているといった企業内で実際に行われているデジタルの活用に学生は真剣に聴講していました。
アプリを使用した動画制作では、「誰に何を情報発信するのか」を決め制作することが重要であるほかに、プライバシー保護や法令順守にも注意を払うこと。また、動画を見てもらうためには映像時間を短く、メリハリをつけた編集が必要であることなど、自身の経験から編み出したテクニックも伝授され、そのアドバイスを元に学生たちは自身のスマートフォンを片手に動画制作に取り組みました。
講義の最後に松本氏から、「今後は動画発信が当たり前の時代になるため、大学時代に発信力を養い、社会に出てから活かしてほしい」とエールが送られました。
学生たちは短い動画に自らのメッセージを表現する手法も学ぶことで、情報発信の実践的な活用方法を体感し、デジタル時代に求められるスキルを学ぶ貴重な機会となりました。

情報社会学部では、社会との結びつきを意識した体験型の授業も取り入れることで学生へ多様な学びを提供しています。