生活環境デザイン学科:滝本教授が共同開発した介護用洗髪槽がグッドデザイン賞を受賞しました

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公益財団法人日本デザイン振興会(東京都港区 / 会⻑:内藤廣)が主催する、「2025年度グッドデザイン賞」の受賞結果が10月15日(水)に発表され、生活環境デザイン学科の滝本成人教授が、岐阜大学医学部看護学科の社本生衣准教授と共同開発した介護用洗髪槽(商品名:CARE GEAR / 製造販売:株式会社タナック)が、グッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞とは、デザインによって暮らしや社会をよりよくしていくための活動で、1957年より開始されています。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している賞です。
受賞した介護用洗髪槽は、審査委員から「介護の負荷が社会問題となるなか、本製品はベッド上の洗髪の快適性を追求、特にその準備、片付作業に注目して従来の問題を解決している点が高く評価された。独自の五角形形状はベッド上の設置性も高くコンパクトに折りたためる収納も省スペースに貢献し、家庭でも使いやすくなっている。従来から課題の多かった排水を秀逸な底面デザインで短時間化したことは介護現場への貢献が大きい。現場ヒヤリングを繰り返し、そこから得られた知見がデザインに丁寧に落とし込まれている」と評価を受けました。

受賞した介護用洗髪槽は、東京ミッドタウンで開催されている「2025年度グッドデザイン賞受賞展」で11月1日(土)~11月5日(水)まで展示されています。

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2025年度グッドデザイン賞 公式WEBサイト