生活環境デザイン学科:滝本教授が共同開発を行った介護用洗髪槽が商品化

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生活環境デザイン学科の滝本成人教授が、岐阜大学医学部看護学科の社本生衣准教授と共同開発した介護用洗髪槽(商品名:CARE GEAR)が、株式会社タナック(岐阜県岐阜市)から商品化されました。

介護用洗髪槽は、ベッドの上で洗髪を行う看護用品です。社本准教授が基本的な形態などを考案し、滝本教授が実用化設計に協力。快適な洗髪には、十分な湯量の使用が求められます。開発において効率よく排水することが大きな課題の中、滝本教授は、底部のシートを二層の袋状にし、中に左右二枚の底板を配置するデザインに実験の結果たどり着きました。中央に枕を置くことで、患者の頭の重さで、左右の底板がV形に変化する仕組みで、排水を中央に集め、スムーズな排水を可能にしています(特許取得)。製造工程においても接着や接合部を一切使用せず、全て溶着で作られており、手入れが簡単で、収納性に優れた構造になっています。

介護用洗髪槽 CARE GEAR 詳細は、こちらをご覧ください。