現代社会学科・文化情報学科:【現場のプロが教える業界特別講座8】最高のサービスを提供するためには?グランコート名古屋でホテル業界の最前線を学ぶ学外授業を実施

ニュース

10月15日(水)、現代社会学科・文化情報学科の専門教育科目「観光産業論」(担当:阿部純一郎教授)の授業の一環として、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋の見学を行いました。
グランコート名古屋は金山駅から徒歩1分という立地の良さや、すべての客室が16階以上にあり、名古屋市街を一望できる眺望が特徴です。また「料理が美味しいホテル」としても知られ、地域の人々からも親しまれています。

今回の見学は、阿部ゼミOGであり、現在営業部で活躍する橋本茉南さんの案内で行われました。
28階にあるスカイバンケット「クリスタルルーム」や、1室のみのロイヤルスイートルーム、実際に提供される料理が作られるキッチンなど、普段は見ることのできないバックヤードを巡り、各部署の社員の方から、ホテル業界や実際の業務について丁寧な説明を受けました。
社員の方からは、「お客様がリピーターになる理由の6割は“サービス”であり、客室や設備といった“ハード面”だけでなく、スタッフ一人ひとりがお客様と接点を持ち、個々のニーズに沿ったサービスを行うことが重要だ」と教えていただきました。
また、ホテルの仕事はフロントスタッフだけでなく、ホテルの外に出てお客様に提案を行う営業や、働く人の環境を整える人事など様々で、「職業の百貨店」と例えることができるという話もありました。様々な役割の人々が一丸となり、ホテルに愛情を持って働いていることを実感し、学生たちは感銘を受けた様子でした。
学生からは新規顧客の獲得方法について質問があり、ボリュームゾーンに向けて地元メディアを活用した広報をするほか、未来の顧客である若い世代に向けSNSでの発信も積極的に行っていることなど、ホテル業界のマーケティングの現状や課題についても聞くことができました。
学生たちにとってホテル業界への理解を深めるとともに、ロールモデルとなるOGの姿から、自分が将来社会でどのように活躍したいかを考える貴重な機会となりました。