現代社会学科:【現場のプロが教える業界特別講座4】予期せぬ出来事がキャリアを拓く─市民活動と起業をめぐる実践に学ぶ特別講義
ニュース

7月8日(火)、現代社会学科「市民活動論」(担当:谷口功教授)の授業において、株式会社eight代表取締役の鬼木利恵氏を迎え、特別講義を実施しました。
講義のテーマは「誰もが創造的で豊かなキャリアを」。鬼木氏がこれまで関わってきた市民活動やソーシャルビジネス、また女性のキャリア形成についても語られました。
鬼木氏は2015年に豊田市で株式会社eightを起業し、現在は企業向けの研修や起業支援塾を通じて、女性が自分らしいキャリアを築くためのサポートを行っています。
起業に至るまでには、個人事業や市民活動として、子育て中の女性たちを対象としたイベントやコミュニティ支援などを実施。活動の中では、地域ごとに異なる女性のニーズに応じて、柔軟に活動の形を変えてきました。
鬼木氏の現在の拠点となる愛知県は、産業が盛んである一方で、女性の就業率が特別に高いとは言えない地域です。そこで鬼木氏は「企業向けのキャリア支援」にニーズを感じ、“法人化”という形での活動を選びました。
法人化の背景には、「企業との取引には、法人格が求められる場面が多い」という現実的な判断も。社会課題に取り組むには、想いだけでなく信頼を得る基盤づくりも必要だと分かりました。
講義では、キャリア理論の一つである「計画的偶発性理論」も紹介されました。これは、「キャリアの80%は予期しない出来事によって形成される」という考えです。
鬼木氏がご自身の歩みを「自分で決めたこと」「予期せぬ出来事」に分けて振り返ると、退職、子育て、豊田市への移住などの「偶然」がキャリアの転機になっていたといいます。
「予期せぬ出来事は、後から偶然の幸運だったと分かることもあるので、好奇心や柔軟性、楽観性を持ったオープンマインドな姿勢で、チャンスを呼び込むことが大切です」
学生からは「これまでの自分の選択が間違っていたかもしれないと悩むことがあったが、進み続けている鬼木さんのお話を聞いて前を向こうと思えた」「良くないことが起こっても、その出来事をいかに自分の糧にできるかが人生を充実させるコツだと感じた」という感想があり、キャリア形成における新しい視点を得る機会となりました。
講義のテーマは「誰もが創造的で豊かなキャリアを」。鬼木氏がこれまで関わってきた市民活動やソーシャルビジネス、また女性のキャリア形成についても語られました。
鬼木氏は2015年に豊田市で株式会社eightを起業し、現在は企業向けの研修や起業支援塾を通じて、女性が自分らしいキャリアを築くためのサポートを行っています。
起業に至るまでには、個人事業や市民活動として、子育て中の女性たちを対象としたイベントやコミュニティ支援などを実施。活動の中では、地域ごとに異なる女性のニーズに応じて、柔軟に活動の形を変えてきました。
鬼木氏の現在の拠点となる愛知県は、産業が盛んである一方で、女性の就業率が特別に高いとは言えない地域です。そこで鬼木氏は「企業向けのキャリア支援」にニーズを感じ、“法人化”という形での活動を選びました。
法人化の背景には、「企業との取引には、法人格が求められる場面が多い」という現実的な判断も。社会課題に取り組むには、想いだけでなく信頼を得る基盤づくりも必要だと分かりました。
講義では、キャリア理論の一つである「計画的偶発性理論」も紹介されました。これは、「キャリアの80%は予期しない出来事によって形成される」という考えです。
鬼木氏がご自身の歩みを「自分で決めたこと」「予期せぬ出来事」に分けて振り返ると、退職、子育て、豊田市への移住などの「偶然」がキャリアの転機になっていたといいます。
「予期せぬ出来事は、後から偶然の幸運だったと分かることもあるので、好奇心や柔軟性、楽観性を持ったオープンマインドな姿勢で、チャンスを呼び込むことが大切です」
学生からは「これまでの自分の選択が間違っていたかもしれないと悩むことがあったが、進み続けている鬼木さんのお話を聞いて前を向こうと思えた」「良くないことが起こっても、その出来事をいかに自分の糧にできるかが人生を充実させるコツだと感じた」という感想があり、キャリア形成における新しい視点を得る機会となりました。

