英語英米学科・国際教養学科:一つの自然言語として「日本手話」を学ぶ授業がスタート!

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2025年度から、外国語学部の専門教育科目で「日本手話I」の授業が始まりました。
 
外国語学部では、手話を日本語や英語と同じ自然言語でと捉え、福祉の領域ではなく、語学の領域で取り扱っています。日本で、手話の授業を語学系の学部で扱っているのは、椙山女学園大学を含め数大学のみ。本学では、「日本手話I(前期)」「日本手話II(後期)」の授業を外国語学部で語学として開講します。
 
1回目・2回目の授業は、手話研究で日本の第一人者である豊田工業大学・シカゴ大学博士の原大介教授が、音声日本語で手話について講義を実施。日本手話の特徴、その使用者、文化的背景について学びました。
 
3回目以降の授業では、語学として日本手話を学習。ろう者の松浦佳代先生をお招きし、手話で手話を学ぶ授業を展開します。自己紹介から始まり、家族の紹介、1日・1週間の出来事など、徐々に表現のバリエーションを増やしていきます。
 
新しい語学として日本手話を学ぶ経験は、学生にとって非常に興味深く、毎回の授業が新鮮な気づきにあふれています。
 
学生は毎回の授業で、手話のネイティブスピーカーからのレクチャーで手話表現に磨きをかけ、後期の授業では、日常でのさまざまな場面を想定したより発展的な対話の実践に取り組む予定です。