子ども発達学科:CLILをテーマにしたイタリア研修を実施しました
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2月11日(火)~27日(木)の16日間、子ども発達学科の学生9名がイタリアの複数都市を訪れ、CLIL(内容言語統合型学習)をテーマにした「海外教育演習Ⅱ(イタリア)」に参加しました。
CLIL(内容言語統合型学習)とは、教科テーマと外国語学習を組み合わせた言語習得法で、外国語の効果的な教育方法として注目を集めています。
このプログラムでは、まずベネツィアのカ・フォスカリ大学との連携で、大学で日本語専攻の学生とともに、カ・ペーザロ 国際近代美術館でのCLILワークショップに参加。その後、美術品を生かした授業実践についてディスカッションをしました。また、3つの小学校において、学生たちは渡航前に考えた授業案をもとに日本の遊びや文化を紹介する授業実践として模擬授業を行い、途中に立ち寄る各都市の観光ルートも企画しました。
イタリアで多様な背景を持つ人々とコミュニケーションを通して、非言語コミュニケーションの重要性や語学力の大切さを実感し、外国語学習へのモチベーションが高まったようです。また、ポジティブな側面、ネガティブな側面の両方を経験したことで異文化の多面性を知り、自文化理解も深めました。
3月4日(火)に行った帰国後の研修報告会では、どの学生もイタリアの小学校での授業実践を経て、授業力を向上させることができたと振り返りました。さらに、美術館CLILの応用として、フィレンツェのウフィツィ美術館の作品を一つ選び、授業活動として展開するにはどうするかという課題に挑戦。学生はイタリア研修やその後の研修報告会での学びを力に変え、将来、幼稚園・小学校教諭として園児や児童に働きかける際に生かしていきます。
