現代社会学科・文化情報学科:樋口ゼミ生が韓国で開催の大学生研修に特別参加

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1月6日から10日、大韓民国全州市および群山市で開催された大学生研修プログラムに、現代社会学科(文化情報学科)の樋口謙一郎教授のゼミ生8名が特別に招待され、参加しました。
 
この研修は、大韓民国政府が推進する大学コンソーシアム事業「韓国・人文社会融合人材養成」の一環として実施されたもので、韓国国内の優秀な大学生とともに、地域文化の継承とコミュニティ形成についての理解を深めることを目的としています。今回、文化情報学科の3年生6名、4年生および卒業生各1名が参加し、現地の大学である全州大学校の学生たちとともに、文化財の保存や都市再生の現場においてフィールドワークや討論を行いました。
 
全州市では伝統的な韓屋村を中心とした歴史景観と観光開発の両立、群山市では日本統治と住民の記憶継承について、参加者は熱心に学びました。参加者からは「よく行くソウルとは異なる地方都市の風景や食文化に触れ、韓国社会の地域的多様性を実感できた」「現地学生とのディスカッションを通じて新たな視点を得ることができ、卒業研究に活かしたい」「椙山に入学していなかったらこの機会はなかった。大学生活のなかでも貴重な経験になった」などの声が寄せられました。
 
今回参加した学生は樋口教授が連携する一般社団法人文化資源協会により選抜、推薦されました。さらに、4年生と卒業生(韓国留学中)の2名はこれまで培った韓国語能力を活かし、現地では同協会のインターンとしても活動しました。参加者全員に協会公認の研修修了証、インターンの2人にはさらにインターン証書も授与されます。
 
異文化理解と専門性を深める貴重な機会となった今回の研修は、参加者にとって大学生活のなかでも特に印象深い経験となりました。