現代社会学科:名古屋YMCA日本語学院に通う留学生と“家族とジェンダー”について議論

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12月5日(水)、現代社会学科専門教育科目「家族とジェンダー」(担当:金南咲季准教授)において、名古屋YMCA日本語学院に通う15名の留学生を招き、グループディスカッションを実施。自国や他国の家族やジェンダー意識について理解を深める国際交流を行いました。
テーマは、父親の育児への関与や女性の結婚・妊娠・出産後の仕事の継続、夫婦の役割について。各国のジェンダーギャップのランキングを参考にしながら、自国や自分の家族の状況について説明しました。国ごとに大きな違いがあったり、共通している点があったりと、グループごとに大きな驚きや共感の声が上がり、白熱した議論が展開されました。

 

次に「イクメン」を増やすためのアイデアについてもグループごとに検討し、意見をまとめて発表しました。「企業は父親の育休を義務にすべき」「幼いころから性別に関係なく家事をする習慣をつける」「学校で家事や育児について学ぶ授業をする」「テレビアニメなどでジェンダーフリーの要素を多く取り入れる」など、企業や家庭、学校、メディアなど、それぞれの立場からできるアイデアについて多くの提案がありました。

 

学生たちは日頃から家族やジェンダーについて自身の考えや問題意識を持っていますが、こうした国際交流を通して、改めて自身が置かれている環境が「当たり前」ではないことに気づき、当事者意識を持ちながら自身が望む将来のために何ができるのかを真剣に考える貴重な機会となったようです。