今、注目の「豊橋市まちなか図書館」設立の立役者を招き、講演会を開催
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11月28日(木)、豊橋市まちなか図書館の元整備推進室長を招き、図書館主催の講演会を開催しました。
豊橋市まちなか図書館は2021年11月にJR・名鉄豊橋駅から徒歩5分の複合施設の一角にオープンした公共図書館です。トークイベントやワークショップなど様々な企画を行い、従来の公共図書館のイメージとは一線を画した施設に1日2000人近くが訪れるなど、豊橋駅周辺の賑わい創出に大きな貢献をもたらす注目の図書館です。講演会では、その仕掛け人である元豊橋市まちなか図書館整備推進室長(現・豊橋総合動植物公園長)伊藤紀治氏を招き、どのようにユニークな図書館が誕生したのか、またどのような想いで作られたのかを語っていただきました。
豊橋市まちなか図書館は2021年11月にJR・名鉄豊橋駅から徒歩5分の複合施設の一角にオープンした公共図書館です。トークイベントやワークショップなど様々な企画を行い、従来の公共図書館のイメージとは一線を画した施設に1日2000人近くが訪れるなど、豊橋駅周辺の賑わい創出に大きな貢献をもたらす注目の図書館です。講演会では、その仕掛け人である元豊橋市まちなか図書館整備推進室長(現・豊橋総合動植物公園長)伊藤紀治氏を招き、どのようにユニークな図書館が誕生したのか、またどのような想いで作られたのかを語っていただきました。

当時の副市長から「図書館らしくない図書館」づくりを命じられた伊藤氏は、豊橋市入庁以来、図書館勤務経験も、司書資格もなく、主にまちづくりの領域を歩んできました。そのような経歴の伊藤氏が「人間こそ究極の資料」との想いのもと、人と人との出会い、そしてそこから起きる社会のイノベーションを信じ、利用者目線に徹底してこだわったまちづくりセンター的な図書館づくりを推進。講演では、仕掛けの詰まった図書館内部の紹介から、図書館ヘビーユーザーとの軋轢や対話、周辺商店街との交流など地域との連携の重要性まで、活気あふれる語り口で具体的に説明されました。

講演会後は、伊藤氏に加え、2024年12月に共創オープンワーキングスペース『クリエイティブガレージ星が丘』をオープンし、星が丘の街づくりに積極的に関わるlanitech合同会社 代表取締役CEO 西脇靖紘氏を迎え、図書館長の脇田泰子教授(情報社会学部)が「まちづくりと開かれた図書館」と題してパネルディスカッションを実施。自治体が手掛ける公共の居場所づくりの一方で、西脇氏など企業側がまちづくりに関わる際に、どのようにビジネスとして成立させていくかにも話が及び、関係者みながWin-Winになる開発という課題の提起がなされ、モデレーターの脇田教授は「今後も図書館やまちづくりに関心を持ち、我が事として捉えてほしい」と、集まった約300人の来場者に呼び掛けていました。