子ども発達学科:地域の方々と「子どもファーストな学校」について考える映画上映会を開催

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11月8日(金)、三越映画劇場と連携し、「夢みる校長先生 自主上映版!」特別上映会を開催しました。

この上映会は三越映画劇場の運営協力を行う東山遊園株式会社と協力し、身近なテーマについて地域の方々と共に学び、考える、文教地区である“星が丘”ならではの学びのスタイルを提案したいと企画。市民の方のほか、教育学部を中心とした教員を目指す多くの学生が参加しました。

当日は、上映のほか、トークショーでは映画に出演した原口真一氏やこの映画のシリーズ「夢見る小学校」の舞台となった「きのくに子どもの村学園」の卒業生 佐藤ミチル氏、教育学部の山田真紀教授にご登壇いただき、子どもがしあわせな学校をつくるために必要なことについて会場と一緒に考えました。

「夢見る校長先生」はふつうの公立学校を舞台に、9人の校長たちが子どもファーストな学校改革を実現したことを追ったドキュメンタリーです。山羊を飼う体験学習、通知表の廃止、校則や宿題ゼロなどユニークな取り組みが紹介されています。

トークショーでは、原口氏が映画の中では語りつくせなかった取り組みや考えを紹介、また佐藤氏はユニークな取り組みを小学校・中学校で経験した立場での感想や想い、山田教授は、自分の過去の経験や常識にとらわれず、子ども達にとってよい学校生活とは何かを模索し続けることの大切さについて語りました。

その後の質問タイムでは、来年4月から実際に教員としてスタートする教育学部4年生が学校の中で改革を実行するためのポイントなどを質問したほか、現在「きのくに子どもの村学園」に子どもを通わせる保護者の方が質問するなど、多くの手があがり、熱気に満ちたトークショーとなりました。

参加した学生たちにとっては、市民の方のリアルな考えなどを聞く機会ともなり、普段の学びとは違う非常に貴重な経験となるイベントとなりました。