現代社会学科・文化情報学科:【現場のプロが教える業界特別講座7】様々な人とともに進める「まちづくり」について考える特別講義を実施

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業界で活躍するさまざまな職種のプロが授業を行う、現代社会学科の「業界特別講座」。
 
7月17日(水)、「まちづくり学」(担当:今村洋一教授、2024年4月から現代社会学科)において、錦二丁目エリアマネジメント株式会社の代表取締役、名畑恵氏を講師に招き、「多様な人が活躍するまち育て」と題した特別講義を開催しました。
 
名畑氏は椙山女学園大学の卒業生。まちづくり会社やまちづくりNPO(まちの縁側育くみ隊)の代表をつとめ、名古屋市都心部(錦二丁目)のまちづくりに取り組み、ファシリテーターとして様々な人たちをつないできた「まちづくり」のプロフェッショナルです。
 
特別講義では、名畑氏がまちづくりに関わるようになった経緯や、錦二丁目で取り組んでいる様々なまちづくりについて、詳しい話をしていただきました。
 
名畑氏は、地域課題の解決を図るには、その地域の持っている様々な資源(人、空間)を活かすことが大事だと指摘。錦二丁目では、シャッターペイント、まちのデザイン塾開催、まちの会所や喫茶七番(まちづくり拠点)設置、長者町カルタ制作、会所・路地のネットワークづくり、木質化プロジェクト、一斉清掃、まちなか結婚式、みちにわマルシェなど、様々なまちづくりに取り組む中で、まちの担い手が多様になったという、実際の話を聞くこともできました。
 
約20年の現場経験に基づく名畑氏のことばは、どれも実感に満ちており、まちづくりに関心をもつ学生にとって、非常に有意義な講義となりました。