「PRIME FASHION SHOW with NAGOYA FASHION FESTA」は東海地区最大級のファッションイベント「ナゴヤファッションフェスタ」監修のもと開催されるファッションショーでプライムツリー赤池のテナントやアパレルブランドによるショーやキッズダンス・キッズチアステージなどが行われました。
参加学生は外国語学部(2024年4月開設:前・国際コミュニケーション学部)の水島和則教授とその授業協力者であるブランドプロデューサー、経営者の高井ちはる氏が進める産学連携プロジェクトに協力する国際コミュニケーション学部・外国語学部の学生、生活科学部生活環境デザイン学科の石原久代教授ゼミの学生を中心とした計22名です。
『「社会問題をクリエイティブに解決する」をテーマにファッションを通じて子供たちに続く明るい未来を表現する』の全体テーマのもと、SDGsの目標をテーマにしたファッションショーを行いました。
ファッションショーでは、石原ゼミの学生が過去に制作した作品を使用。主に【5.ジェンダー平等を実現しよう】・【9.産業と技術革新の基盤をつくろう】・【12.つくる責任つかう責任】の3つのテーマに沿って制作された、古着をリメイクした衣装やトランスジェンダーの方々に向けたドレスなどを披露しました。また、防災や地域の伝統に焦点をあてる衣装、椙山タータンチェックを用いた本学学生ならではの衣装も披露ししました。
国際コミュニケーション学部・外国語学部の学生も、モデル、MC、アナウンス原稿の作成のほか、モデル集めや広報で参加、学生たちが一体となってファッションショーを盛り上げました。
当日の様子と学生コメント(写真とコメント学生は別です)
生活環境デザイン学科 浅井さん(リーダー)
今回のファッションショーでリーダーというまとめ役を人生で初めて経験しました。
不慣れな部分が多く、思い悩むことも沢山ありました。その時に周りのメンバーに助けを求めたところみんな暖かく優しい声かけや行動をしてくれたことでファッションショーを成功させたいという気持ちが芽生え今回のプロジェクトを最後まで引っ張ることができました。私1人での力ではなく、ゼミのメンバー、指導してくださった石原先生の力が1番大きいと思います。周りの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
国際言語コミュニケーション学科 水上さん
主に国際コミュニケーション学部側の統括をし、生活科学部と国際コミュニケーション学部の橋渡しの仕事をしていました。また、メンバー割り振りやスケジュール管理なども行っていました。また、当日のモデルにも挑戦しました。
今までに経験のないファッションショーを行うにあたって分からないことも多く、手探り状態で進めていたこともありましたが石原ゼミのみなさんの協力のおかげでなんとか成功に導くことができました。他学部との良い交流の機会にもなり、視野が広がったように感じました。
このプロジェクトを通して、一から何かを作り上げることの大変さを学びました。椙山のステージは全て学生が案を考え、衣装を作り、出演し、作り上げました。今回のようなプロジェクトは前例がないため、参考にするものがなく、とても大変でした。ですが同時に誰も成し遂げたことのないことをできるという喜びも感じました。イベントプロデューサーの高井ちはるさんをはじめ、様々な方の力を借りながらもショーを作り上げることができ大学生活におけるかけがえのない思い出の一つになりました。
生活環境デザイン学科 東野さん(サブリーダー)
大学の授業で多くの着ることの出来る衣服が廃棄されていることを知って、私たちに出来ることは無いかと考え、リメイク作品を制作しました。
自分たちの所属する研究室のメンバーに着なくなったデニムパンツやブラウスを持ってきてもらい、その衣服から出来るデザインを考え流行を取り入れながら制作しました。少しの工夫で着なくなった衣服を生き返らせることができ、衣服を長く着ることについて考えるきっかけになりました。
初めて自分たちでファッションショーの企画をするにあたって分からないことや、話し合いが上手く進まず悩むこともありましたが、研究室内で役割を分担し、やり遂げることが出来ました。これからも自分たちに出来る取り組みを続けていきたいです。
国際言語コミュニケーション学科 森さん
今回のプライムツリー赤池さんとのファッションフェスタでは、企画の段階から関わらせていただきました。ファッションショーについての知識が全くなかったのですが、プロの方からのアドバイスや、施設の方との話し合いを重ねるにつれて、運営に関してや、ファッションショーの一連の流れを把握することができました。
また、椙山の枠では、学生の意見を取り入れ、SDG'sに関連するファッションショーを行いました。その中でも私は、生活科学部さんが作ってくださった防災服を身に付けました。これは、だれもが安心して快適に暮らせる社会をつくるためのSDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に基づいています。袖部分がファスナーで装着できるようになっており、取り外して座布団にしたり、全体を繋ぎ合わせて寝袋にも変化させることができる、という非常に機能性が高いものを、ランウェイを歩くことを通して観客に伝えられたのではないかなと思います。
ランウェイを歩くモデルの数が足りなかったり、途中で意見が割れてしまったりしましたが、MC、モデル、バックなど役割を分担し、最終的にはチーム全員でやり遂げ、一生の思い出に残るものを完成させることができました。関わってくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
生活環境デザイン学科 齋藤さん、濱道さん、天野さん、大塚さん(衣装制作)
自分たちが制作したものがステージで着られていることがとても嬉しく、みんなで協力して作ったことのやりがいを感じました。みんなで作った中でもそれぞれの個性が出ていて、素敵なステージになりました。ゼミのみんなに感謝です。(齋藤さん)
防災スカートの制作を行い、モデルとして着用しました。自分たちが制作したものを、実際に着て見てもらえることがとても嬉しく、貴重な経験になりました。限られた時間での制作だった為、完成できるか不安でしたが、みんなで分担し、1つのものを作り上げる事の素晴らしさを実感することが出来ました。ショーを成功する事が出来て、ゼミのみんなに感謝したいです。(天野さん)
英語英米学科 小塚さん
今回のファッションショーで私は学生モデルとして関わらせて頂きました。デザイン科の先輩方が制作された衣服を、ランウェイ上でどのように歩けばベストな魅せ方ができるかということを意識しました。
またファッションという身近なものを通して、SDGsや文化の繋がりについて私たち大学生が発信すること、そして学生が1から制作、企画を行って成功したことに大変意義を感じられました。
生活環境デザイン学科 加藤さん、島袋さん、丹下さん(モデル)・宮田、村松(運営協力)
客席が満席の中ランウェイを歩くという普段ではなかなかできない経験をさせていただきました。ショッピングモールということもあり、様々な年代の方に見ていただけたことがとても嬉しかったです。
苦労した点は、衣装ごとにBGMを変えるため、曲の長さに合わせながらポーズや歩く速さを調整したことです。本番に向けて教室内でランウェイ同様の長さを測り練習もしました。
今回のファッションショーを通して、大学での体系的な学びを活かす良い機会となりました。また、研究室のメンバー全員で取り組むことで結束力が生まれたと感じます。
今回の貴重な経験と学びを今後にも活かしいきたいです。(加藤さん)
表現文化学科 太田さん
私は、国際側の運営として各部署への指示出しや、当日の司会を担当しました。司会では、3年生の後輩と共に、原稿を1から作成しました。原稿を作成するにあたり、該当論文を探す、SDGsに関する資料を読むなどをして、知識を深めました。
当日、舞台に上がってみた景色は絶景で、ここまで多くの方に椙山のファッションショーを見ていただくことが出来るのか…!ととても感動し、より一層言葉に力が入りました。
私は中学から10年間、椙山女学園にて「ジェンダー平等」について学び、興味関心を強く持っています。今回、「ジェンダーフリーウエディングドレス」を司会として、自分の言葉で説明出来たことは、私自身、これまでの学びの一つの最終地点だと感じました。
少しでも多くの方に、作品が、そして私たちの想いが届いていたら幸いです。